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2020年にどう振る舞ったか ーー



2020年にCEOや企業がどう振る舞ったかは、彼らを評価する新しい強力な指標となるだろうーー。

  Harvard Business Reviewの最新記事『いま「よいビジネス」とは何かが問われている』からの引用です。

  旅行業や小売業など存続が脅かされている企業にとっては、それを選択する余地はないかもしれません。またその対極にはこの悲劇から利益を得ようとする日和見主義者もいます。しかしその中間には善良な面を見せている企業が私たちの予想よりもはるかに多く存在する、と筆者はいいます。

  工場の生産ラインをマスクや人工呼吸器の生産に切り替えているメーカー。応急処置の訓練を受けたスタッフを人材不足の病院に派遣した航空会社。医師や看護師を受け入れ、通勤のリスクと時間から彼らを救っているホテル。医療従事者や高齢者、感染の影響を受けた人のために、無料の配車とデリバリー配達を行なう配車アプリ会社などです。

  苦境の時こそ真の人間性が現れる、とはよく言われることですが、この世界的な未曾有の苦境において、究極のステイクホルダーである『地球・人類』を第一とする意思決定を行なった企業を私たちは忘れることがないでしょう。

  一方で、自社の従業員すら信じることができなかった経営者が数多く存在するのも事実なのかも知れません。

  筆者は、「私たちの眼前で示された教訓は、企業は健全なバランスシート、思いやりのあるリーダーシップ、そして真の共感を持って将来の危機に備える必要があるということだ。それを実現する企業は称えられ、報われ、大切にされるだろう。」と結んでいます。

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