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ヤマセミの歌 19 巣立ち

44年なんてあっという間。

観察当初、初めて声を掛けてくださった方。お孫さんが2人。小学校6年生と4年生の姉妹。彼女たちの結婚式にも招待される親しくなっていた。祝辞まで述べさせていただいた。これもヤマセミの縁。お付き合いは現在も続いてまるで自分の自家のようだ。

ヤマセミとの付き合い、感じとったことは沢山あるが、何と言ってもほんの少し彼らと同じ空間にいられた事ことで観察の奥深さを知った。チャチャのおかげだ。彼が私を受け入れてくれた?事で、チャチャの奥さんも、子供たちも自然体の暮らしを見せてくれた。ただしこれは特殊なことで、チャチャの区域だけのことだろう。
他では通用しないと思うが、服装は重要であることは共通しているようだ。どちらかと言うと目立たないものより「派手」な服装が良いこともわかった。隠れて行動の一部を覗き見するのであれば迷彩服も良いと思うが。

鳥類は視覚。こちらの存在をさらけ出す事で思もってもみない世界が動き出す。
お互い自然体になれる世界をぜひ堪能してほしい。
ある特定の地域ではじめたヤマセミとの付き合いが今は4県のフュールドで行っている。かのこ環境大学などの講座などで以前のようなペースで行えないが、彼らに会いに行くときは相変わらず着た切りスズメでいくようにしている。

巣立ち

巣立ち当日の午後、魚を捕らえた幼鳥。
この状態で何度も飲み込もうとするが、無理があった。結局飲み込めずに終わり、投げ捨てられた魚は下流に流れっていった。これも経験だが、かなりかわいそうだった。がんばれヒヨッコ。

エクタクロムASA200 ニコンF2ホトミック 135ミリ

哺乳動物は嗅覚の塊のような生き物。
こちらも着た切りスズメ服がものを言う。

かのこ環境大学で生まれた子ヤギ

ヤマセミの歌はひとまずここまでとしまが、しばらしてから再び紹介させていただきます。長々の拙い文章にお付き合いいただき感謝申し上げます。

全て一人で教えているのですか?

ヤマセミの歌がひと区切りしましたが、かのこ環境大学についてよく聞かれるご質問について、お答えするのに良い機会だと思いましたので、少しご説明させていただきます。
かのこ環境大学は授業科目が多いのに、
「全て一人で教えているのですか。」と聞かれます。
「そうです。」全て自分の経験や実績をもとに生徒の皆さまにお伝えしています。
例えば「野鳥観察」の授業には、ヤマセミの歌でご紹介した経験や実績をもとにしております。
そのほかの授業科目(身近な樹木、ロープワークや無農薬果樹剪定などなど・・・)についても経験や実績をもとに、皆さまにお伝えしています。
その総合力が「里庭づくり」に生かされてきます。自立して生きる技を、様々な角度から、ご紹介することができるのは、本当の経験と実績があるからです。

かのこ環境大学のブログ

授業の具体的なことや、里庭についてブログでもご紹介しております。

https://profile.ameba.jp/ameba/kanoko-kankyou-daigaku/



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