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家で里山を再現するのが里庭1「里庭は家族や仲間たちの暮らしを支える庭だった」

1952年横浜で生まれ育ち、当時の素朴な暮らしが、現代的に様変わりする様子を見てきました。しかし、今再び「田舎暮らし」や「里山」などのワードが一部の方々から注目されています。そしてそれは私が幼い頃から当たり前に実践してきた、庭づくりです。どんな庭かというと、「里山」を再現した縮図のような暮らしに密着した庭。それを「里庭」と呼んでいます。サイズはマンションなどのベランダでも作れるテーブルサイズから戸建ての庭、樹林地サイズまで様々です。

そして、私のページでご紹介する写真やイラストは全てオリジナルの物です。
2011年には「里庭ガーデニング」(農文協)も出版され、ここ数年ではNHKでも「里庭」を度々ご紹介していただきました。

里庭は「暮らしの庭」です。ヨーロッパなどの庭園やガーデニング環境、日本庭園も素敵ですが「里庭は動植物たちと一緒に作り上げていく」ワクワクする庭です。
畑の作物、果樹などには一切の農薬も使わず、堆肥は動物たち(ヤギ、ウマ、ニワトリ)から提供されたものだけを使用している「循環型の庭」といったところです。

私が生まれ育った環境がまさに今私自身が行っている循環型の生活でした。全てを当時の同様にいう訳には行きませんが、譲れない暮らしとこだわりの一部を三浦半島で行っています。正直言って実に快適です。井戸の利用。薪ストーブの活用。ウコッケイ、アローカナたちの卵は毎日8個。ヤギたちは剪定した枝、刈り取った草も喜んで食べてくれます。ウマは同じ屋根のしてで暮らしています。最高の肥料を提供してくれます。

ほんの少しずつですが里庭についてご紹介させていただき、お一人でも多く里庭にご興味を持っていただいたらとページを重ねていきたいと思います。

ご紹介している写真は全て里庭のものです

林の手入の時期と方法を工夫して復活させたヤマユリです。
実生から発芽したオミナエシを発見して育てました。オミナエシの花は昆虫たちに大人気です。
チカラシバはバッタたちの隠れ家、実った種は野鳥たちの大好物です。
急傾斜の大木は台切して重心を下げて安定させることで斜面の崩落を防ぐ効果があります。
コンパクトになった木々ではウグイスが子育てします。
小さな水場(4年以上)水換えなしでも小さなオアシスは暮らしを支えます。
沢山の昆虫たちが受粉してくれたおかげです。毎年30キロは収穫できます。
生き物たちのおかげで毎年無農薬果樹をありがたくいただいております。
一本の梅から収穫した実です。
皆様の自然との関わりが幸せになる事実情報を時が許す限り発信します。



一坪ほどのお庭の里庭も可能です。

もともとは、横浜市内の戸建て住宅地の庭で実践していました。しかし、三浦半島で素晴らしい土地と出会いました。三浦半島は、都心部に比べて気候も穏やかで、動物たちや農作物にとっても、優しい土地柄では無いかと思います。結果的にそれは私たち人間にとっても優しい土地柄であるということだと思います。

優しくて美しい三浦の景色

ここで発信すること

無農薬果樹を収穫する木のお世話や剪定技術

アルプスオトメ
リンゴもモモも普通に収穫できます。

さぁ今日も畑に山に木々に動物たちが待っています。最後までお読みくださりありがとうございます。

つづく



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