私たちの身の回りは、技術の結晶で溢れている
身の回りにあるいつもお世話になっている製品。
その多くには様々な技術が搭載されている。
冷蔵庫に洗濯機に、エアコンにテレビ。
パソコンに車や電車、飛行機や船、カメラにスマホ。
建物から道から、乗り物から小さい部品などありとあらゆるものに技術が詰まっている。
中にはリモコンのスイッチの樹脂素材や、ペンの液体配合、コードの銅線の特殊性など、とても細かいマニアックな部分も技術の塊であったりする。
そしてその技術が重なり合ってお互いに素晴らしいハーモニーを奏でることで、より大きな効果を発揮する。
現代を生きる私たちは、あらゆる技術の重ね合わせにお世話になって、当たり前の日々としている。
そして恩恵が当たり前すぎて、そのありがたみを本当の意味で感じない事が多いかもしれない。
でもそれらは過去の誰かが作ってくれた、過去の人が恩恵を受けていないもの。
名前も知らない時代を超えた誰かに、大変お世話になっているのは間違いない。
目に見える形の技術であれば、まだ恩恵を認識することはできる。
でも、目に見えない形での技術はどうか。
システムや、いわゆるブラックボックスと言われる機械の心臓部。
素晴らしい技術を生み出す元となった技術。
輝く技術の裏側を支えることとなった、決して表に出てこない技術たち。
その部分を作ったり作り上げてきた人というのは、何か大きな賞で世間に騒がれない限りは、知られる事がないことも多い。
そしてそもそも認識されることもない。
よほど目立つものであったり、衝撃を及ぼすようなものでなければ、気が付かれることなく当たり前のように使われていくだけ。
もちろんそのことに対して、良いも悪いもないのは間違いない。
人に全く知られることなく、本当の意味での縁の下の力持ち、その部分を作っている人や支えている人がいるからこそ、今の当たり前が成立している。
そのこと自体を認識すること、とても難しいこと。
世界は知らない誰かによって、支えされるとともにうまく回されている。
それは今生きている人かもしれないし、過去の人かもしれない。
その恩恵を今一度思い出す事をしてもいいのではないかと感じている。
製品の技術展示のショーを見ると、その技術のすごさを垣間見る事ができる。
ネットの情報だけではわからない、世の中を支えているそのものが現物として見る事ができるのはとても面白い。
さらに展示会では技術に関わっているその人とお話しできるということもあり、さらに内容が深まる。
より広く深く世界を知るために、もっと技術という観点であらゆるものを見て見るのもおもしろいかもしれない。
各製品の技術進化という観点から見た世界の歴史、有名な部分だけでなく、さまざまな身の回りに溢れるものについて追っていきたいもの。
ありがとうございました。
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