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トイレ(の体験)を再定義する

注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。

0.はじめに

今日(2021年10月20日)、↑↑のリリースを配信しました。その名の通り、

◉ トイレ(という空間の中)で

◉ 生理用ナプキン
(を含むプロダクト・サービス等)

◉ 無料
で受け取れる(引き出せる)

デバイスです。このプロジェクトは約1年くらい前から社内で秘密裏に進めてきたものでえ!なにこれ!?ってリリースをみてびっくりされたネクイノメンバーも少なくない・・・と思います。このnoteでは、なぜ僕たちがここに取り組むのか、どんな未来を創造していくのかについて(書ける範囲で)綴っておこうと思います。

1.WHYネクイノ?

僕たちネクイノは、「世界中の医療空間と体験をRe▷designする」をMissionとして日々前進しています。(Re▷designをサイテイギ、って言ってたりします)主たる事業としてはオンライン診察プラットフォームのスマルナや、メディコネクトといった医療に関係するIDのつなぎこみに関することなどを展開しています。

ん?トイレが医療空間?体験?って思うかもしれません。ここに関しては、スマルナを起点として考えることと、ネクイノを起点として考えることで「なるほど!」と思ってもらえればと思います。

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(本文とは一切関係ありません。犬が好きです)

2.スマルナ起点で考える

ネクイノの基幹事業である「スマルナ」のMission(存在意義)は

ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中をつくる

です。これは、何度か全社会などでも共有したSRHR(性と生殖に関する健康と権利)の社会実装、と置き換えることもできるかと思います。

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(↑↑画像はJOICFPさんから引用)

SRHRを掘り下げていくと、その中に「生理(月経)に関する課題」というのが当然含まれます。僕は生物学的な男性なので自分ごととして直面したことはありませんが、「予定日と関係なく突然始まってしまう」「出先で(生理用品を)持ち歩くのを忘れてしまう」「恥ずかしいので他人に分からないように持ち運ばなければならない」といった"pain”が存在していることはスマルナユーザーに対するアンケート調査でも明らかになっています。

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図 いずれもスマルナユーザー調査より
(↑↑本note冒頭のプレスリリースより引用)

この課題の解決には

★ 生理日(期間)をコントロールする
★ 生理用品へのアクセスを改善する

っていうのが考えられます。我田引水的な書き方ですが、スマルナを通じてピルを服用することで生理日のコントロールはしやすい環境になる、と言えます。なので、残る一つの★ 生理用品へのアクセスを改善する、というのが今回のプロジェクトの骨子となります。つまり、このプロジェクトについてはスマルナを起点として考えた場合に十分守備範囲だよね、って考えることができます。これは、立派なFemtech※だよね。

※Femtech=Female (女性の)+Technology(技術)の言葉を組み合わせた造語。生物学的女性の課題を解決するテクノロジー・サービスを総称して定義されています。

3.ネクイノ起点で考える

次に、このプロダクト・サービスをFemtechではなくHealthtechとして考えます。つまり、医療空間と体験のサイテイギの文脈です。トイレっていう場所は、2000年代ごろからの技術革新の中で何度もヘルスケアの接点として議論されてきています。

排泄物を直接センシングするもの、皮膚など接触面をセンシングするもの・・・など技術面の進化は著しいです。2021年時点でまだ社会実装できている、とは言い難いですがいずれにせよ有望な空間・領域であることは間違い無いです。

技術から一旦離れて、トイレっていう空間についてももう一回見つめ直してみたいと思います。トイレは、基本的に一人でいる空間であり人生の中で最もプライベートな空間・時間といっても過言では無いかと思います。この、プライベートな時間を「自分と向き合う時間・自分を見つめ直す時間」に置き換えることができないかな?というのが出発点で、僕たちネクイノはメディカル・コミュニケーションカンパニーを自負しているわけなので、当然「メディカル・コミュニケーション」の可能性についても考えているわけです。

いきなり、トイレでオンライン診察!みたいな話は1足どころか100足も先の世界になってしまうと思いますが、この個室の空間の中で自身の体調の変化を考える・気付く機会を構築すること、それらをどんな形でコミュニケーションに変えていくのかを考えるのが僕たちの仕事だと考えています。

つまり、ネクイノ起点で考えた場合には、トイレという空間を「新しい医療体験の場」(ただし、意識下とは限らず無意識下の環境も含む)に進化させていくことは僕たちのMissionの守備範囲だよね、と考えることもできます。

改めて、社内メンバー向けにはVoicyで僕だけでなくて経営陣がどう考えてこの事業に取り組んでいくのかっていう部分についてクロストークをお伝えしたいと思いますが、今日の時点ではこんな感じ。

未来をくっきり描けている部分と、まだその影くらいしか見えていない部分が混ざっている新しい事業ですが、僕たちにとっての大きな成長の柱になりうる事業について、一緒に取り組んでいけることを嬉しく思います。

最後になりますが、この

◉ トイレ(という空間の中)で

◉ 生理用ナプキン
(を含むプロダクト・サービス等)

◉ 無料
で受け取れる(引き出せる)

というプロジェクトに興味を持っていただいた企業・組織・団体のみなさま。当然、私たちネクイノが取り組むわけですからビジネスとして成立し、持続的で面白い取り組みになるわけです!(自画自賛)うちの建物でやってみたい!自分たちもプロジェクトに参加したい!そういう方々のご連絡をお待ちしております!

ご連絡はコチラまで!!↓↓

株式会社ネクイノ PR戦略部
pr@nextinnovation-inc.co.jp

2021年10月20日
株式会社ネクイノ 
代表取締役 いしけん

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