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間もなく梅雨入り?小雨にけむる長崎県「平戸港」に入る(2024年春夏クルーズ14日目


2024年6月9日日曜日10時に出港、昨日からの小雨は一晩中続き今朝も同じであった。小雨が降り頻るので「阿翁港」も外海も全体的にけむっている。出港時から「HAPPY」のFBの3連ウィンドワイパーが、次の目的地「平戸港」までにぎやかに動き続けた。

10時40分「平戸港」(12マイル)に入ったが、当地も同じように小雨、町の背後にある低い山には雲がひっかかっていた。港奥のポンツーン桟橋には2本マストの大型クラッシックヨットがっしりと舫われていた。その反対側は地元漁船が良く着けて荷卸するので遠慮しておいた。(後に案の定、漁船がやってきた、下写真)

ここ平戸港での係船は「平戸観光桟橋」が1番条件が良い。ここなら配達給油の軽トラも乗り入れられるし、トイレ、水場も近い。100Vなら陸電も取れるからだ。しかし、海側には既に大きな漁船が着けており、前後に空きスペースはなかった。一方、逆サイドにはクルーザー(パイオニア11)が着いていたが、次のビジター艇用にスペースを空けてくれている。そのオーナーがわざわざ艇から出てきてくれて、「ここへどうぞ」と舫(もやい)を手伝うサイン。「HAPPY」は、その空きスペースに横移動でスッキリと収まったが、この場所は地元の槍ずけする漁船の艫(とも)ロープが海に走っている。それを想定しながら着岸しないと、ペラにロープが絡まりやすい危険な場所でもある。

大型ヨットの船名は「Sakura Zuru」であった。丁寧に整備されているヨットで、ご夫婦でクルージング中のようであった。「HAPPY」のホームポートが「仁尾マリーナ」であることがわかると「以前、仁尾マリーナに長期間、艇を預けていたことがあるよ、HAPPYのことも聞いているよ」の話が戻ってきた。確かに「仁尾マリーナ」で見たことがある。

上記の写真は奥のヨットだが、気になる船型なので雨の止んだタイミングを見て散歩がてらに見に行った。1番の目的は「ふるさと納税」で、お世話になっている「市山精肉店」を訪れることであるが、その途中にこの素敵なヨットの前を通るのである。しかし、同艇には人の気配は全くなく、JCIの登録番号ステッカーもなかった。おそらく海外からのビジター艇で、今は国内観光中で留守なのではないだろうか。

天気予報から2時間遅れて「笑点」を見終わった頃からグイグイ天気が回復してきた。今は、ランドマークの「平戸城」がクッキリ見える。やっぱり良いなぁ。

明日の予報は晴れ、「平戸」は何度入っても期待を裏切らない。相変わらず居心地が良い。あと1日ここにステイしようかなと思い始めてている。

参考までに、2年前の「ボートで行くクルージング三昧」中の記事を貼り付けておく。泊地情報の足しになれば幸いである。改めて読み直したが文面全体に若さの痕跡が残っている気がすした。今の私にとっては、このたった2年でも自分自身に若者と老人ほどの差を感じる。70代になれば皆同じかもしれない。記事を読み進めるうちに、当時の心境が蘇る。


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