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兼業主夫のレベル感

兼業パパの家庭でのサポート割合ってどの程度??

皆さんが思い描く、「通常のパパ」、「イクメン」、「兼業主夫」ってどの程度家事・育児を行っているというイメージでしょうか。

1、夫の家事・育児時間

一般的な子供がいる世帯の父親の家事・育児にかけている時間のデータが総務省調べでありました。

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パット見て、6歳以下の子供がいる男性の1日の平均家事育児時間は日本が最も少ないことがわかります。また、もう一つ興味深い点としては、各国妻と夫の家事育児時間の合計が概ね8時間半から9時間に収まっているという事です。
これは家事・育児の総時間はどの国でもそこまで変わらないことを意味している。さらに、夫が家事・育児の負担を増やすことにより妻が家事育児に従事する時間が減少することを意味します。
もう1点興味深いのは、日本の育児にかける時間が他国よりも1時間程度長いという事です。この調査では対象が6歳未満の子供がいる家庭となっています。幼稚園・保育園等(海外だとベビーシッター含む)に子供を預けている割合が、日本より他国のほうが多いためこのような結果になっていると思われます。

この調査結果から
1、夫が行う家事・育児の割合を増やす!
2、育児を効率的に行う!
これらを夫側が意識することにより、妻が自分自身にかける時間が増加し、女性の社会進出がより行いやすくなるはずです。

ではやっと本題ですが、「通常のパパ」、「イクメン」、「兼業主夫」の家事・育児にかける時間や内容について、ざっくりと検討していきたいと思います。

2、通常パパの家事・育児内容

「通常のパパ」…平均家事・育児時間1日平均1時間
1時間の家事・育児時間で何ができるでしょうか?具体的に思い当たるのは、朝や夜に子供と遊ぶ事、そしてお風呂に入れる事の2つが思い当たります。そして、ゴミ出しや掃除の一部の手伝いを行えば、あっという間に1時間に達します。イメージとして昭和のお父さんの範疇ではないかと思います。もちろん仕事の事情により1日で1時間しか家事・育児に時間が割けない方も沢山いらっしゃると思います。私自身も仕事が忙しかった時期は朝しか子供をみれず、帰宅した際には既に妻も子供も寝ているという経験もしていました。大事なのはそれを日常と考えないことだと思っています。
今は家事・育児に時間が取れないけど、きっと今後は増やしていけると意識することが、この後紹介するイクメンパパや兼業主夫に向かっていける原動力になると信じています。

3、イクメンパパの家事・育児内容

「イクメン」…平均家事・育児時間1日平均2時間-2時間30分
「イクメン」と一般的に認知されるレベル感の家事・育児は1日平均2時間から2時間30分程度と考えられます。これは丁度、海外(欧米)の平均的な夫の家事・育児時間と同水準です。
この時間を1日平均でかけることが出来ると、朝と夜に子供と遊ぶ他に、朝ごはんのサポート、保育園の送迎、買い物のサポート、お風呂に子供を入れる事、皿洗い、掃除などの作業を行うことが可能となります。
このように具体的な行動まで落とし込むと、まさに「イクメン」のイメージとぴったりになります。それでは私が普及を目指している兼業主夫の具体的な行動はどうなるのでしょうか?

4、兼業主夫の家事・育児内容

「兼業主夫」…平均家事・育児時間1日平均4時間-4時間30分
「兼業主夫」の1日の家事・育児の時間は全体でかかる家事・育児時間の丁度半分程度と考えています。あくまでも「兼業主夫」であり「専業主夫」ではない点もポイントです。
具体的な行動は朝から以下の通りです。
朝ごはんの準備、朝の支度(保育園・小学校)の手伝い、朝ごはんの食べるのをサポート、洗濯物の取り込み、保育園の送迎、買い物、保育園のお迎え、夕ご飯の準備、子供と遊ぶ、掃除、夕ご飯のサポート、皿洗い、お風呂、洗濯、歯磨きサポートなどです。
一見すると「イクメン」のパパが行っている内容と大きな差異はないような気がしますが、「イクメン」が妻のサポート的な動きをしているのに対して、「兼業主夫」は主体的な動きをすることとなります。この差が非常に大きいと感じています。

大事なポイントは夫婦で48時間(=2人×24時間)をいかにうまく使うかという事です。

「イクメン」がもてはやされる昨今の風潮は、実はまだまだ改善の余地があります。夫婦がともに主体的な子育てをする世の中を私は目指していきたいと思っています。



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