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本当のチームの強さは負けている時にわかる!!

 今回は「本当のチームの強さは負けている時にわかる」というテーマでお話させていただきます。
 もう結論を最初に言ってしまっているパターンです。ですが、みなさんもそう思いませんか。チームが勝っている時は、問題や課題が隠れます。それでも、勝っていると上手くいっているように錯覚するときがあります。勝っているので「ま、いっか」といった感じで進んでしまうのです。自分たちが「勝てる!」という精神状態になると、そのまま勝ち続けるみたいなことがスポーツではよくある話です。ですが、これは一時的に過ぎません。
 昨シーズンは最下位争いをしてたのに、今シーズンだけとても強いチームや、下のリーグから上がってきたてのチームでそのまま上位リーグでも買っていることがあるのです。しかし、先ほども言いましたが、あくまで一時的であって、次のシーズンには沈んでしまうなんてことがプロでもよくあります。
 本当に強いチームかどうかは、負けが続いてるときや停滞、衰退しているときにわかります。上手くいっていない状況で、どう立ち振る舞っているか、そんな状況でも選手たちは団結しているか、悪い状況でも選手たちは全力でプレーしているか、そういうところで「真の強さ」みたいなものが測れるのです。
 僕の経験上、「作り立てのチーム」や「新しいリーグで新たにスタートを切るチーム」は強くて勢いがあります。なぜなら、始めは目標があり、気持ちもフレッシュで、情熱の炎みたいなものがガンガン燃えているからです。ですが数年後、これがどうなっているのかが重要です。三日坊主という言葉がありますが、あれは「3日間であれば頑張ることができる人が多い」から言われている言葉です。つまり、短い期間であれば頑張れる人は多いですが、長期間は難しいということです。サッカーでは数年ですね。数年後、フレッシュな気持ちが無くなった時に、継続してやっていけるかどうかです。
 
 あらゆる組織には、必ず「下降期」や「衰退期」があります。あのバルセロナでさえ、あのマンチェスター・ユナイテッドでさえ、「暗黒期」と言われる時代がありました。それでも、やはり世界トップレベルのチームは甦る力があります。長い目で継続していけるのです。いわば、負けを受け止めて努力と前進を続ける「勝者のメンタリティー」があるのです。勝者のメンタリティーは、「ずっと勝つためのメンタリティー」ではありません。どのような危機的状況でも、あきらめずに勝者に返り咲くメンタリティーだと思っています。

 強いチームには「柱となる哲学」「理念」みたいなものが必ずあります。そういうのが無いチームは、継続する理由がありません。すぐに衰退して解散する組織です。一つ崩れると、バラバラと崩れて壊れてなくなります。柱となる哲学や理念があるチームは、(リーがエスパニョーラでいうと、バルセロナ、アスレティックビルバオ、セビージャなど…)選手が変わっても、「進むべき道」が明確にあります。目標の前に「自分たちが何を目指しているのか」という目的があります。だから、衰退しても道に迷うことがありません。
 「ファンとして応援する」「選手として加入する」「指導者や経営者として運営する」のであれば、「柱となる哲学」や「理念」があり、負けているときに情熱の炎が燃え続けているチームを選んだ方が間違いないでしょうあ。そんな組織を作れる人材に成長してく方が、「楽しい」や「楽」を選ぶより、ずっと価値があるよねってお話でした。
今回は「本当のチームの強さは負けている時にわかる」というテーマでお話させていただきました。
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※「いつでも」「どこでも」聞ける『音声配信』です。
「サッカーが上手くなりたい人」におすすめの情報を発信しています。スペインバルセロナにあるアカデミーやアルゼンチンのクラブでプレーして学んだことを、海外サッカー経験者から直接お届け致します。
音声配信:『VORAZ FUTBOL CLUB』 Anchor/Spotify
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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。
※ボラスフットボールクラブは、共に戦いたいという情熱をもった選手を募集しています。サッカーが下手でも構いません。謙虚で礼儀正しく、コミュニケーションを積極的に取れる選手を募集しています。チームへの加入を希望される方は、「LaBOLAサイトのメッセージ」もしくは「Instagram」から参加申請を記入の上、ご連絡ください。
 

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