サンフランシスコでの研究開発活動で得た気づき (2020年11月)
こんにちは。サンフランシスコでの研究開発活動で得た気づきを定期発信しています。未来創造・新顧客価値創造のヒントとなれば幸いです。
Sustainable trends with modern consumers
Forbes CMOの食品トレンド調査によると
- 65%の消費者が、より持続可能で社会的責任のある生活を送るために役立つ製品を探している。
- 消費者の60%が、社会的・環境的に責任ある企業から製品やサービスを購入している。
- 54%の消費者が、社会問題や環境問題に取り組むブランドの製品やサービスを購入しようとする。
と、消費者の半数以上が環境や社会に配慮した意識した消費行動をとるようになりました。特に今年はパンデミック により社会的不平等や経済格差が顕著になり、生産側の社会的責任の意識も変わってきたようで、
今後、SustainabilityはEnvironment, Social, Economicの3本柱で語られるようになります。
企業はこれまでのような主に環境に配慮した生産活動では不十分で、社会的な問題にまで取り込む必要があり、これは食品業界だけに限ったことではなく、今後あらゆる産業の企業が取り組むことになると思います。
Grocery Delivery Robots Working Hard
今月はロボットデリバリーにいくつか動きがありました。カリフォルニア州から公道走行の認可を取得した自動配達車Nuroが運転者やバックアップ車無しの完全自動運転でテストを成功させました。またSeries Cで$500 Million 調達したとのこと。Kroger, Walmart, Dominoピザなどとパートナーシップで
自動運転配達テストを拡大しています。
Nuro R2のデモ動画も未来を感じさせてくれます。
Walmartは自動運転車を開発するcruise aiと自動配達の提携をしました。
Walmartは過去にもWaymoと提携したり、上記Nuroと提携したりと、
自動運転による配達に積極的です。
Starshipはカリフォルニア郊外のスーパーマーケットで30台ロボット配達車を導入しました。
オンラインによる食料品購入は、2025年までに食料品販売全体の21.5%に達すると予測されており、それまでには自動運転による配達を普及できるかが試されています。
以上、またサンフランシスコから気付きを定期的に発信していきます。
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