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サンフランシスコからマイアミへ人材流出?

こんにちは。社内起業家としてサンフランシスコベイエリアで得た気づきを定期発信しています。どなたかの未来創造・新顧客価値創造のヒントとなれば幸いです。

San Francisco vs Austin vs Miami

アメリカではパンデミック以降、San FranciscoからAustinやMiamiへ移り住む起業家・投資家・VCが増えていると話題になっています。Austin, Miamiともに気候がよく物価も高くない一方でSan Franciscoのように多様性に富んでいてTech Hub Cityとなっているのが魅力ですが、何よりも州の所得税がAustinとMiamiでは徴収されないことが誘致ポイントとして挙げられています。一方で、成功して得た利益を地域コミュニティに還元せずに税制上優遇な都市へ引っ越しすることに対する意見は分かれます。

今月1/16にはClubHouseのVirtual Dinner Partyというルームでこの3都市移住に関するトークイベントがあり、なんと3都市の市長、そしSalesforce CEOのMark Benioff やTwillio CEO Jeff Lawsonなど著名人がルームに参加し、それぞれの都市のビジョンを語り合っていました。ClubHouseは招待制ということもあり残念ながらライブで聴くことはできませんでしたが、サマリは以下から確認できます。

簡単にまとめると、
・Miami市長はクリアな都市ビジョンやMiamiの魅力を示して人々の誘致に積極的
・San Francisco市長はすでに大きくなってしまった地域問題を解決すべくコミュニティのための行政に注力する姿勢
・Austinはただ経済的成功のためだけに人は受け入れたくなく、コミュニティの一部となれる人材を受け入れたい

と、それぞれの市長の意向を同じルームで話されて確認できたのは興味深かったです。

最後は市長が都市を超えてグローバルに関与していくと、地球規模でより良い社会の実現につながるという話もあったようです。このように市長自ら都市を跨いで他の市長や企業代表者と意見交換をする動きがあったことと、このような機会を、Live音声だけで気軽に参加できるようにプラットフォームを実現しているClubHouseにも感銘を受けました。


以上、最近特に気になったことについて簡単に紹介いたしました。またサンフランシスコから気づきを定期的に発信していきます。

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