農地欲しい人が所有しやすくなるように
農地は農業者でないと所有することができない。戦後は土地があることに価値があったから農地法で定められた地主への優遇は意味があった。
2020年、農地に価値はなくなった。農業従事者でも農地を所有したがらない人がいるのに一般の人にとっては、家を建てたり、農地転用で現金化したりと農地そのものに価値を見出すことはないだろう。
僕のような非農家で農業を始めたものにとっては農地は喉から手が出るほど欲しい。「耕作しやすい農地」ならすぐにでも欲しい。一昔前に比べて売買、借りるのはやりやすくなったものの、まだ簡単に手に入る状態ではない。
おかしいのが、農業をやっていないにも関わらず地主な人。耕作放棄地にしておきながら、いざ借りたり所有しようとなるとすぐには首を縦に振らない。
典型的な断る理由は
「先祖代々の土地だから」
「Aさんに貸しているから」
「息子が東京から帰ってきてやるから」
すべて断るための方便。
国は農業従事者を本当に増やしたいなら、農業に従事しておらず放棄地にしている地主から強制的に農地を没収して、やる気のある農家へ無償でどんどん提供していくべきだ。
私有財産県を重視し、農地を特権扱いすることを続けるなら、農家のやる気は失せるし、優秀な農家は離農する。
売買が合意した際にも、めんどうな書類の手続きも簡素化すべき。あっちこっちに出向いて印鑑をもらってお伺いを立てるのすごく面倒だし、印鑑使うのいい加減やめよう、無駄。
心ある地主がいても書類の手続きが面倒だから、こちらも地主も借りる形になるパターンが少なくない。借りる際は書面で手続きが必要で借りるほうは「小作」と表記される。(マジで)
この書類もめんどうだから「闇小作」が普通にどこでもある。口約束で貸し借りすること。
2020年になったんだから、そろそろ時代にあった農地法に改正してもらいたいですな。所有するの本当に大変なパターンがあるから楽にしてもらいたい。
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