良いときも悪いときも真ん中

朝起きて畑に行って作業する。昼飯を食べて、休憩して、日暮れ前まで作業して、夕ご飯を食べて寝る。日の出とともに起きて日暮れとともに寝るシンプルな生活。他者との接触もないから、自己完結。

つくった野菜をうるために直売所持っていくけど、アレの影響で売上減っているから出すのやめた。飲食店に出荷して分もアレの影響で全部なくなってしまった。人生には良いときと良くないときがあって、今はとても良くないときだ。ここで感情的になりどうしようもない外部のことに振り回されないことが大事だと思っている。良いときも悪いときも一瞬だ。一喜一憂せず真ん中にいることが今まで以上に必要になっている。

野菜が売れようが売れまいが、畑に行って、種をまき、夏野菜の管理をして、今年に冬まで見越した動きは変わらない。畑はなんにも変わらない。人間は所詮、生態系の一部にすぎず、地球の歴史からみればチリにすぎない。

「ピンチはチャンス」と言われるのは、ピンチのときに右往左往して感情的になり自分を見失う人が増えるからだろう。僕の場合、ピンチなんだろうけど、ピンチであろうがチャンスであろうが、普段の生活が自分の能力以上のことをしていないせいか、そこまで外部に振り回されていない。「社会」で生きている以上、山奥に住もうが、ど田舎に住もうが、資本主義とはある程度関わっているわけだから、影響はゼロではない。

田んぼに水が流れ、夜カエルが鳴く声が響き渡っている。村落共同体は1000年前と同じ時間が流れる。農作業に追われつつも自分を見失わずに生活を続け、新しい世界、変化へ飛び込んでいきたい。

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