歩行についてパート②

昨日は歩行においての倒立振り子モデルについて
少しお話しました。今日はもう少し詳しく話をしてみます。

倒立振り子モデルは位置エネルギーと運動エネルギーの変換と
お伝えしました。
位置エネルギーが高い時には運動エネルギーは低く
位置エネルギーが低い時には運動エネルギーが高くなります。

歩行では、立脚中期に位置エネルギーが一番高くなり、
踵接地の時に位置エネルギーが低くなりますね。
高い位置から低い位置へと移行する際は、重力落下と同じなので
力は最小限で済むということになりますね。

つまり・・・

頂点(立脚中期)まで乗れている(位置エネルギーを高く)こと
制御しながら下れている(位置エネルギーを低く)

この2点が重要になります。
私見ですが、後者の「下る」すなわち位置エネルギーを高いところから
低い所まで運ぶことが圧倒的にできていない方が多いと感じています。
股関節の伸展相ですね・・・特にご高齢の方が多いです。
可動域やアライメントの変化からでしょうか。。。
予防理学とはやはり大切だと痛感します。

さて、上述で制御しながら下るとお話ししましたが、
ここで重要になるのは「CPG:Central Pattern Generator」になります。

明日はこのCPGについて話をしていこうと思います。

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