![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29616897/rectangle_large_type_2_ecfab28c670d6dec83ed86e4eac04c40.png?width=800)
放送作家が語る!ボードゲームの魅力を伝える動画の作り方とその考え方
こんにちは。
ボードゲームデザイナー・放送作家の大塚健吾です。
『理想の納豆』 『行けたら行くよ!』 『ギリギリカレー』『ブックメイカーズ』そして、『シノミリア』を作りました。
先週、命に関わる手術を終えて、無事退院しました!
「最善を尽くしますが、もし亡くなられた場合、臓器を提供していただきたいので、こちらにサインしていただけますでしょうか?」
とか。
「手術の前にご家族一人一人にご挨拶してからにしましょう。これまでの感謝をお伝えください」
とか。
めちゃくちゃ怖かったんですよ!!
幸い、今は無事退院、無事回復しています。
……が、手術費、医療費がなんと……40万円!!
や、もうね、せっかく助かったけど、経済的に普通に死ぬ!!
そこで!普段ボードゲームデザイナーとしての活動の中で得た、ホントは内緒にしておきたい考え方などの秘密を明かすことで、恵んでもらえるんじゃないか!と。必死こいて記事を書こうと思います。
本当なら内緒にしておきたい部分もあるので、可能なら、期間限定の公開としたいです。無理なら、後々、有料部分の金額を上げるなどの修正をします。
よろしくお願いいたします!ホント、マジでよろしくお願いいたします!
さて、僕は入院中で一切準備していませんでしたが、皆さん『ゲームマーケットライブ』お疲れ様でした!
皆さん本当に大変だったと思います。
僕らは基本、“ボードゲーム製作者”であり、“動画制作者”ではないんですよね。面白いゲームを作るプロであり、それを伝える動画制作のプロではない。
それでもプロモーションの為には動画を作らなきゃいけなくて、皆さん本当に苦労されたと思います。
また、何よりも、今回のイベントで自作のボードゲームの紹介として、動画の重要性について改めて考えられたと思います。
そこで、今回の記事では、“ボードゲームデザイナーとして”と言うよりも“放送作家として”ボードゲームの魅力を伝える動画について解説しようと思います。
自分で動画を作りたいという方にも、また、誰かに動画制作を依頼する際にも参考にしていただけるとうれしいです!
動画制作のスタート地点は何か。
基本、ボードゲーム制作と同じく、あらゆる作品制作に大切なコツがあります。
それは“なぜ作るのか” という狙いを自分の中で明確にしておくことです。
ボードゲーム動画を大別すると、主に3つの要素があります。
①ルールを知らない人が「このボードゲーム面白そう!」と思える動画
②ルールを知らない人がルールがわかる動画
③ルールを知っている人が「この動画面白い!」と思える動画
①は一般的に“プロモーションビデオ”と呼ばれる動画ですね。
②はわりとボードゲーム特有のもので、“インスト動画”。強いて言うなら“チュートリアル動画”と呼ばれます。
③は具体例を挙げるのが最もわかりやすく、『プロ野球中継』は『野球』のルールを知っている人だけが楽しむことができる動画ですし、『NHK将棋対局』等も同様です。
動画を作る際に、自分のこれから作る動画が上記のどの要素を持つものなのかを整理する必要があります。
余談ですが、参考までに、友人でありボードゲーム界を代表する天才であるしろこどさんの動画を紹介します。
しろこどさんの動画の多くの作品が前編と後編に分かれており、前述した要素で言うと、前編が②、後編③をメインの要素とした構成です。
しろこどさんは特にボードゲーム製作者から絶大な支持を得ている方で、その一番の理由は特に後編。つまり、③としてのクオリティが圧倒的に高いからです。
キャラクター達が自分が作ったゲームのルールを熟知していて、その中で様々な戦略を考え、駆け引きを行う。
作者として、自分のゲームをそう遊んでもらえること以上にうれしいことはなく、これほど理想が見られる動画は他にありません。
“ボードゲームを考えて遊ぶ”をテーマに制作された動画はとても面白く、
ぜひ、いくつか見ていただきたいです!!
さて、ここからが本題です。
ゲームマーケットライブで動画を拝見し、改めて感じたことがあります。
僕らボードゲーム製作者にはボードゲーム動画に対して、ある間違った思い込みがあります。
それは次のようなものです。
「俺はめっちゃ面白いゲームを作ったぜ!だから、そのルールさえわかってもらえれば、このゲームの魅力が伝わり、面白そうだ!と思ってもらえる!だから、ちゃんとルールが伝わる動画を作ろう!」
気持ちはめちゃくちゃ良くわかるんですよ!!
っていうか、僕もそうでした!!
僕らには自分が作ったボードゲームに対する愛と努力と自信がありますから。こう考えるのは当然だと思います。
……ただ、コレ。本当に残念ながら、間違っています。
具体的には、①のつもりで②の動画を作っていることです。
動画を見る方の感情の順番は
①面白そう!→②ルールを詳しく知りたい
であり、
②ルールを詳しく知った!→①面白そう!とわかった
ではない。
という話です。
改めて、①~③を読み直していただきたいです。
①と③には“面白い”という動画を見るべき動機が書かれていますが、②にはそれがありません。
“インストのコツは早めにプレイヤーに手を動かしてもらうこと”
なんて言葉がありますが、動画では残念ながらそれはできません。
ルール覚えるというのは例えるなら学校の授業に近いかもしれません。
僕らは先生の授業を積極的に真面目に聞いていたか?と言うと、やっぱ、まぁ、そうではありませんね。
そうは言ってもゲームの魅力を伝える為にはある程度ルールを伝えなくてはいけません。
では、その為に、僕らはどんな動画を制作すれば良いのか?
……を、有料部分で語っていこうと思います。
【ほぼ答えのようなヒント(クイズ)】
僕らはどんな先生の授業なら集中して聞いていたのか。
ここから先は
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?