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iPhone11から思い出すPDAとBlackBerry

先日9月10日(米国時間)iPhone11が発表されました。
「カメラもディスプレイも性能も」凄い!という触れ込みですが、購買意欲が湧きません。というのも、魅力が感じられないからです。

「iPhoneは終わった」とも過激な発言が聞こえたりします。
昔ほどの購買意欲をそそられないが、この発言の意味するものです。

でもこの話、iPhoneの新機種が発売される恒例になってきていませんか?
私たちは、いつからこの会話をしているのでしょうか?
気になってnoteにまとめました。
是非、読んでください。

あの熱狂は6年前だった

下表は、iPhone発売時期をまとめました。

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下表は、総務省出典の日本における、情報通信端末の保有率です。

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2010年~2013年のiPhone4、4S、5、5Sの時期に、日本のスマートフォン所有率は、0%から63%に爆増しています。4年間で、63%の人が持つもの、最近では思いつかないです。それほど、すさまじい勢いでした。

それに比べて、2014年以降は、10%程度の伸びなので、勢いの濃さが違います。

ここで私は思います。
「あのiPhoneの熱狂は6年前で、今は余韻に浸っているのでは」と。
時代の流れがどんどん早くなってきているので、過去が最近に思えてくる今日この頃でありますが、iPhoneの熱狂を最近の事のように感じているのではと考えます。

ちなみに、LINE初リリースは2011年です。
だいぶ前だと思いましたか?最近だと思いましたか?

iPhoneの祭りが終わったのは6年前です。また、63%も増えるためには、今のスマートフォンをほとんどの人が買い替えることになるでしょう。
それは考えづらいので、またあの熱狂を感じるには、スマートフォンとは別のモノになるのではと思います。


次に、PDAとBlackBerryの話です。
PDAとBlackBerryとは、iPhone発売前に流行り、そして廃れたモノです。
何事も、始まりがあれば、終わりがあります。
スマートフォンも終わりに近づいています。
何かのヒントになればと思い、まとめました。

PDA

PDAをご存じですか?

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ざっくりいうと、スマートフォンから電話機能を抜いた個人携帯端末です。

下表に、PDAの歴史をまとめました。

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iPhone初代が発売される15年前に、Apple社は、Newtonという端末を発売しています。

PDAという名称は、Apple社がNewtonを発表した際に「Personal Digital Assistant」と命名しました。
前述のとおり、携帯電話の機能以外は、揃っていたスマートフォンの先駆けのハードウェアです。

その当時は画期的で、できるビジネスマンが持っているという印象でしたが、何故廃れたかは、以下の2つの理由だと思います。

「設定が難しい・コンテンツがない」
「携帯電話と2つ持ちは面倒」

以下の記事は、iPhone初代発売の2年前には、業界自体が縮小していることが分かります。

「ビジネス以外に、PDAを使っている人はほとんど見かけなくなっている。この市場がこの先成長するとは感じられない」

BlackBerry

BlackBerryをご存じですか?

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カナダのブラックベリー社が発売していたiPhoneより前に一定のシェアを取っていたが、今は・・・というスマートフォンです。

スマートフォンなので、PDAと異なり電話もメールもアプリもあります。

2009年にアメリカ大統領に就任したバラク・オバマが愛用していたことで有名な携帯端末です。

BlackBerryの歴史を、下表にまとめました。

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なぜ、シェアを維持できなかったか?
それは、以下の記事がまとめてある通り、
「アプリケーションが不足していた」
「ハード故障が多かった」

ようです。

タッチスクリーンであるスマートフォンより物理キーボードを搭載しているBlackberryを好んで使用する企業が多くある一方、若い世代はBBMに見切りをつけて他のスマートフォンに乗換えているのが現状。「BBMは死んだよ」とツイートした10代の男性James Goodersonさんは、Blackberryの失敗はアプリケーションの不足にある、と言います。
Blackberryの役員は「物理キーボードがなく、電池が1日も持たずに少しの衝撃でスクリーンが破損してしまうスマートフォンなど誰も欲しがらない」という結果を出した市場調査を信じて、独自路線を走り続けました。その結果、BlackberryはEメールの送受信を簡単に行えるが、インターネットに接続するとすぐにクラッシュしてしまうという、Eメール機能以外は「使えない」と言われるデバイスになってしまったのです。

おわりに

過去50年の素も偉大な発明トップテンは、いつ発売されたか?です。
(出典:2011年の記事でイギリスの科学技術サイト「T3.Com」)

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有名なスティーブ・ジョブズのスピーチで、iPhone初代発売の際に
「賢く・簡単に」とありました。
流行するものは、優れていて且つ、その優れた内容が分かりやすくないと。

次は何が流行りますか?



最後まで読んでいただいて有難うございます。 「有難う」は、有りが難しいで、 「滅多にないこと」だそうです。 ということで、それぐらい嬉しいです。 フォローやスキをして貰えると、 もっと有難うです! また、読んでください。ではでは。