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一日一歩

最近、よく感じることがある。


自分がほんの少しずつではあるが、成長しているという実感。


理由は仕事にある。(現在、福祉用具の営業)

転職して半年。仕事も覚え、徐々に一人で仕事をこなすことが多くなってきたから。

入社当時のような右も左も分からないような状態からここまで、ようやくたどり着いた。


新しいことに挑戦することはとても新鮮で、僕としては最高の人生を送るためのスパイスになる。

自分の分からないことに挑戦することこそ自己成長を実感できることはないと思う。


仕事こそ毎日のようにこなすことだから特に感じるだろう。


ただ、好奇心旺盛な僕でもやっぱり失敗を恐れてしまう。


例を挙げるとするならば、

いずれはやらないといけない新規契約

業者のサービスを利用する時に、同意を結ぶ為に判子を押すアレ。

利用者側では沢山契約をしてきているので慣れっこだが、
業者側に立つと説明しなくてはいけない事項やお客様に合わせて言葉選びを間違えないようにするに必死だ。


今でこそ徐々にできるようになっているが、当時の僕は必要以上に怯え、同行している先輩に丸投げしてしまったことがある。


理由は、伝えることが苦手だから。

厳密に言えば昔、当時の上司に「頭悪いの?」と言われたことが原因。


あの言葉を思い出すだけで一切の発言権をかっさらわれてしまう。

いわゆる一種のコミュ障というやつだ。

そんな奴がよく営業やってるなと思いますよね?笑


ある意味この転職は僕自身が変わりたいと願い、更生するための挑戦でもある。


表向きは挑戦に飢え、自身の成長を願っているめちゃくちゃポジティブな奴を装っているが、
裏では自身の弱点を補おうと必死に地面を這いつくばっている泥臭い奴。


人が普通にできていることを中々できずにいるのは本当に辛いし、心が折れる。
普通の会話でさえも出来ない時期もあった。
なんでこんなことも自分はできないのだろうと・・。


ただ、やっているうちに思ったけど
出来ていない事を出来るようになるには

「時間」と「量」

この二つはやっぱり必須。


本当に当たり前のことだけど、

普段からやっていないことが、ある日突然出来るわけなんかないんだよね。


思い返してみれば、相手に伝わるように考えながら話していたことなんて今まで自分の中では皆無だった。

そりゃ支離滅裂な説明になるし、頭悪いの?って言われるよ。


普段みんな意識していないだろうが、普通の会話でさえ、全くしていなければ流暢に話すことなんて出来ない。

改めて言うと、

「意識している」時間と量がとても大切なことに気づかされた。



人としての標準にたどり着くまでが本当に大変。
(※僕の言う標準とは怯えることなく、人とお話ができることと定義しておく)

僕にとっては中々険しい道のりだ。

傷が癒えるにも時間はかかる。

徐々に出来ているが、今だに怯えてしまう自分がいる。


そんな感じだから新規契約なんて伝えることがありすぎるし、言葉を間違えれば契約だって出来ない可能性がある。



だが、ここまで経験して思うことは怯えながらも勇気を出してとにかく量をこなすしかない


本来先輩がやるべきところを勇気を出して率先してやってみたり(ボロボロだったけど)、
ロープレでは30歳のおじさんが歳下の先輩社員にペコペコして、
間違えながらも沢山指摘され、恥ずかしい思いをしたり。

とにかく学びとして経験の場を積んだ。


恥をかいても良いからどんどん勇気を出して失敗すること。

当時の僕からすれば考えられないことだ。
プライドがきっと邪魔をしていただろう。


元上司の言葉をもらってからは
プライドなんて物が一切なくなった。
自分がとんでもない底辺であることに気づけたから。


小学生だろうが、中学生だろうが、歳下の先輩社員だろうが
学べる物があったら普通に頭を下げる。


曲げたくない信念みたいな物はあるが、
学ぶのに上も下もないというのが僕の持論となった。


いくつになっても謙虚さは必要だ。
大人になるとどうしても頭が固くなって、思考も偏りがちになる。


そういう意味ではある意味、元上司に感謝するべきであると僕は思った。
相手のことを考えない傲慢で、先輩気質なくだらないプライドを持った当時の僕を砕いてくれた。


人生の先輩達から教わることも勿論多いが、歳下の子達から学ぶ事も同時に多い。
彼らは柔軟な発想を持っている。
赤ちゃんなんて特に良い例だ。学びの存在でしかない。

くだらないプライドが邪魔をして学ぶ機会を損失させてはいけない。



成長は痛みを伴う。
学ぶことに貪欲であれ。


痛みのないところに成長はない。

出来ることが増えると人生好転する。


最初は苦しかったけど、出来ることが増えると挫けずやってて良かったなって思う日がちゃんと来てくれた。


それが今だ。


一日一歩。


たとえ一日半歩だったとしても着実に前を向いて進みたい。

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