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コワーキングフォーラム2023から3日間の京都


1日目(10/15):コワーキングフォーラム2023 in 京都

2023年10月15日。京都・四条烏丸にある京都経済センター3階にある「KOIN」で行われた「コワーキングフォーラム2023 in 京都」に参加してきました。

いつもは参加者として行き、もうかれこれ10年来のコワーキング仲間ツナグムのタナカユウヤ(あえての敬称略)に「司会するでしょ?」とむちゃぶりされるのが常(これは京都で行われた「コワーキングフェス2013」で当日急遽モデレーションを行ったことから来ている)だが、今回は事前にセッションに出てほしいとご依頼いただいた。

元・立誠小学校で行われた「コワーキングフェス2013 in 京都」で急遽モデレートする私(右端)

今回のコワーキングフォーラム、詳しくはナイスな写真をガッツリ撮ってくださったロペス(中野広夢…いい名前だな)氏の詳細記事に譲るが、オープニングトークと3つのセッションとそのあとのダイアログ(対話)の時間で構成されていた。

私はセッション3「集まる!ことの価値とその場の活用の仕方」というテーマで、全国各地に趣き「ワーケーションMEETUP」や各種イベントへの登壇を行っている日本ワーケーション協会代表理事の入江真太郎さんをモデレーターに、前職の大阪・京橋のコワーキングスペース「OBPアカデミア」で年1,000回以上のイベントを実施してきて、現在は武庫川女子大学職員の時任啓佑さん(大学の後輩)とともにお話させていただいた。

まぁお二人ともすごい人で、かたや私はと言うと、やれ茶室借りて「浮草夜会」だの、やれその打ち上げで行ってた鳥貴族の名を借り、ゲーテの詩集をポケットに忍ばせる・仮面をつけるなど「貴族」感をもって鳥貴族に行くイベント「貴族会議」だの(苦笑)。

世界初のお座敷ジェリー「浮草夜会」
貴族会議に参加中の貴族のみなさま
貴族会議の開催要項

いまやらせてもらっている「間借りコワーキング」でも日本初のコワーキング「カフーツ」にテント張ったもののテーブルが邪魔で中に入れなかったり、自分が持っている荷物全部持ってきて断捨離してみたりとおおよそわけのわからんことしかしてきていない。

社会的には採算をとらないといけないので、真っ先に抹殺される部分で、それは「OBPアカデミア」に居た時任さんも「つぶれそうやったからイベントをめっちゃやった」と言っていて、「それが当然」と思いながら僕自身はなにで成り立っていままで生かせてもらえているのかがよくわかっていない。

ただそういうところにも価値が見いだせるのがコワーキングのすごいところで、間借りコワーキングのあいだ、誰もこなくても尾道と広島のコワーキングとのつながりができたし、今回のフォーラムでも話のあとに「めっちゃおもしろかったです」とか「断捨離イベントいいですね」とか言っていただけて、普段世間にうまく合わせられず思い悩んでいるのが嘘のようだった。

オープニングトーク見てもどのセッション見てもすごいなと思う人はたくさん居るけど、話して感じたことは、Xでもポストしたこれ。

コワーキングは自信があろうがなかろうが、子供だろうが年配の方であろうがフラットで、教え教わる場なんだと思う。

上のポストは大阪・十三の「JUSO Coworking」で「JUSOの金曜日」でやってた「夏休み遊ぼう会」。私は月2回くらい居るので、ぜひゆるっと来ていただきたい。

2日目(10/16):ワーケーションMEETUP&コワーキングツアー

3年くらい病気のこともあって禁酒をしていたのだが、ここ1月くらいは「自分で楽しくなくしてるなー」と思って飲むようにしている。
ところが1日目の晩の打ち上げが楽しすぎて飲みすぎて、店出た瞬間まで記憶あったのに、そっからふわ〜っとして伊藤さんとタナカさんによって宿に強制送還された気がするがあまり覚えていない。

よって2日目はスロースタートになった。

「QUESTION」(河原町御池)

13時前くらいに河原町御池南東角にある「QUESTION」に初ドロップイン。

ここはもともと京都信用金庫の河原町支店だったのが建て替えに伴い、8階建てのビルに。支店は6階(すごいな…)で、それ以外のフロアにはバー・コワーキングスペース・キッチン・イベントスペース・セミナールーム・学生のためのスペースがある。

こんなビル見たことないので、それこそ「?」なのだが、「様々な人の『?』が集まり、つながる場所」とのことで新しいモノが生まれる空間とのこと。

コワーキングスペースに行こうと思って、右側のエレベーターに乗りかけたけど、左の階段で受付に行くのね。

左の階段で受付へ
こういうスタッフ紹介とてもよい。話すきっかけになる。

ここにいらっしゃるスタッフさんはインターンを除くと京都信用金庫の方たちで、信用金庫自体は金融機関の中でもわりと顧客との距離が近い人たちだと思うけど、それでも金融機関って堅いイメージ。

「お金に関することをやってきたけど、ここでは全然違うものが求められるので戸惑っている」という正直な悩みを昨日フォーラムのダイアログでたまたま一緒になった方からうかがった。

そのグループの中に居た人も言ってたし、僕も同じように思ったけど「そのまんまでいい」んだと思う。

どうしても「戸惑っちゃいけない」と思ってしまうけど、戸惑いながらやる中でなにか見つかるというのは200日以上家なしで過ごしてきた中で培ったことのひとつだ。

受付にはそれぞれの人となりがわかるスタッフ紹介があって、すごく細かく書かれていて話すきっかけになっていいなと思った。

たぶんここで培ったチカラは、本来の業務でもぜったい役立つときが来るはずだから京信のみなさんがんばってほしい。

「SIGHTS KYOTO」(東山区宮川町通)

13時過ぎにタナカさん先導で「QUESTION」を出てコワーキングツアーへ。

先斗町を通り、四条大橋を渡る。

この時期の鴨川は気持ちがいい

まずは京阪祇園四条駅の南、川端通と団栗通の交差点を東へ1筋入った宮川町通を南に下ったところにある「SIGHTS KYOTO」。

宮川町通にある「SIGHTS KYOTO」

もともとお茶屋さんだったのをリノベーションして活用しているとのこと。

1階の土間の奥にコの字カウンターのバーがあり、↓はさっそく飲み始める(笑)。

↑を除くメンバーはスタッフ神田さんにワークスペースがある2階・3階を案内してもらう。
建物ももちろんすごいけど、スタッフ神田さんのよどみない案内とこちらの質問に対する的確な返答とノリが素晴らしい。

「SIGHT KYOTO」2階。照明がかわいい。
和のワークスペース
洋のワークスペースもある。おしゃれ。
坪庭の吹き抜けに面したワークスペース。一番人気らしい。
3階の共用ワークスペース
使えないけど残してある昔のスイッチ。カタカナ「ナショナル」。

ひととおり案内いただいて1階のコの字カウンターへ腰を落ち着けるともうこうなっちゃう。

河原町御池から川端団栗まで歩いたしねー
調査中の方
特別にいろいろ小分けにしていただいたお野菜とチップス。どれも美味。
コの字カウンターのみならず「SIGHTS KYOTO」を取り仕切るぽかりさん(左)と神田さん(右)。お二人ともホスピタリティが素晴らしい。

この日カウンターに居たのは案内いただいた神田さんとぽかりさん。

神田さんは僕らの質問に対してなんでも答えてくださるし、ぽかりさんは人の名前の記憶力が半端ない。ちょっと名前言っただけでもう名前で呼んでくださっていた。

1回聞いて覚えたつもりで忘れてしまい、はっきりしない発音でそれっぽく「●▲さん」とごまかす僕とは大違い(苦笑)。

場所もそうだけど、やはり人。「この2人が居るなら来たい」って思う人も多そう。と思ったら案の定そうで僕たちが居るあいだにも、何人かいらっしゃってた。

二杯目はゆずのクラフトビール

二杯目の写真を見てお気づきだろうが、落ち着く場所だし、話は楽しいし、お酒もおいしい。となるともうほかに行く気がない(苦笑)。

ここはヤバイ。ハマったら抜けられなくなりそう。この場所創り上げた西澤さんすごい。
「SIGHTS KYOTO」のトップメッセージを読んで、実際に足を運んでほしい。

ワーケーションMEETUP懇親会

本当はこの日で帰ろうかと思っていたのだが延泊をし、入江さんに無理を言って「ワーケーションMEETUP」の懇親会に参加させていただいた。

たまたまとなりに座った方がお仕事でもかかわったことのあるLiving Anywhere Commonsに近しいライターのタワラヤリュウスケさんで、いろいろ「ここいいよー」ってところを教えていただけて、ありがたい限り。最初にタワラヤさんが横でよかった。

普通の飲み会だと愚痴とかそういう話になって、楽しくなかったり、話題なくなって後半の時間、ずっと俯瞰してることが多かったりして「はよ帰りてぇ」ってなることが多い。

でもいろんなところ旅してる人たちだから「スーパーは(地域性出るから)かならず見る」とか「ローカルCMが好き」とか共通の話題で盛り上がれるのが楽しく、話しているあいだにあっちゅう間に終わった。

宿が少し遠かったことと、昨日今日と普段使わない脳を使っているのもあり、大事をとって早めに宿へ。

3日目(10/17):KRPコワーキングデイ

宿が東寺でゆっくり目の11時にチェックアウト。
歩いて京都駅に行き、地味だけど好きなカレー屋「スパイシーマサラ」でカレーを食べたところで、AirTagをつけた鍵をホテルに置き忘れたことに気づいてふたたび宿へ。

京都駅構内にあるカレー屋「スパイシーマサラ」
厚切りとんかつカレー美味

宿近くの九条近鉄前から202番の市バスに乗って京都リサーチパーク近くの西大路五条へ。

西大路通から左大文字がくっきり見えた。

西大路五条の交差点から左大文字山が見えた
左大文字

「西大路五条の王将前はずっと工事してんなー」と思いながら歩いて10分ほどで京都リサーチパーク10号館にある「GOCONC」へ。

コワーキングデイまでは少し時間があったので、ここでもコーヒーを飲みながら作業をする。

「GOCONC」は「くるり」のファンやってる人にはたまらんところで、BGMはフロントマンの岸田繁氏が担当。
「GOCONC」内には名曲「ばらの花」の歌詞と岸田氏のサインがある。

京都リサーチパーク10号館にある「GOCONC」
「安心な僕らは旅に出ようぜ」くるり岸田さんの直筆サイン
「GOCONC」でコーヒー

ある程度作業をして、KRPコワーキングデイの会場のKISTIC2階へ。

KISTICは七本松通を挟んだ一番東側にある
KISTICとASTEM棟のあるアトリウム。KISTICは左側。

螺旋階段をあがったところの扉から中を覗くとKRPの井上さんと杉山さんが居て、ステッカーとチョコをもらった。

ちらほら井上さんや杉山さんとお話される方がいらっしゃって、合間に聞こえる「スタートアップやけど副業で焼き鳥屋やってる」とか「メンヘラテクノロジーという会社さんが…」とか話している内容が面白すぎて吹き出さずにいられない瞬間がちょいちょいあって楽しかったです。

あとは京都を楽しむ

KRPコワーキングデイは17時で終了。

結局この日も京都に泊まることにして、四条堀川のホテルをとったので、「チャリで行ってもいいな」と思ってコワーキングフォーラムでクーポンを配ってくださっていた「PiPPA」を使おうとアプリで検索してサイクルポートまで行く。

PiPPAのアプリでサイクルポートを検索
KRP近くのサイクルポート

ただ今回は思いの外バスが早く来たので見送り。
京都市内にめちゃくちゃサイクルポートあるので、地下鉄やバスでアクセスしにくいとこへ行くときに使いたいなと。

四条堀川についてホテルにチェックインした後、もう20年くらい前から知ってる四条烏丸のラーメン屋さんでラーメンを食べる。

元町らーめん

そして翌朝、新しくできた京都髙島屋S.C.のT8をチラ見して京都を離れました。

実際に行くと楽しみが広がる

コワーキングフォーラムがあった15日から18日朝までの期間で、コワーキングフォーラムの会場だった「KOIN」を含め、「QUESTION」、「SIGHTS KYOTO」などの新しい場所とフォーラムに参加されていた人を通して新しいスペースを知ることができて、あらためて京都は奥が深いなと。

実際に行くと楽しみが広がるなと思うので、時間がゆるせばもう少しそれぞれの場所でゆっくり過ごしたいなと思いました。

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