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自分の思い込み

今朝起きて最初に目にとまったのは本棚の中に見えた「天下」と「信」の字でした。
とっさに、「あれ、信長の本なんて読んだっけなぁ」と考えながら、読んだ本と読んでもいない本たちが並ぶ本棚とそこに広がる文字の羅列を5秒くらい見つめていました。


よくよくみたら、信長ではなくただ単に最近やっと読めた「成瀬は天下を取りに行く」と「成瀬は信じた道をいく」のタイトルから、勝手にコラージュっぽく文字を切り取って、「天下統一・信長」みたいな感じでフレーズを作っていただけでした。

こういう思い込みって、結構あるよなぁと思うんです。

最近とある本で読んだんですけど、どうやら 「人は自分自身の感情を知るために人と話す」らしいんです。
ある出来事を人に話して、人のフィードバックを受けて、「ああ自分は悔しかったんだ」とか「嬉しかったんだ」と気づくことがあるように。

「娘が、父の日に初めて手紙つきのプレゼントをくれてね。恥ずかしかったよ」
「それは幸せですね」
と笑顔で言ってもらえて、「ああ、自分は嬉しかったんだ」と強く実感出来る。

だとすると、逆に人に自分の痛いとこをつかれて自分の弱みを知ることもあるはずだと思う。
でも、思い返すと痛いとこをつかれて、勝手に「この人は難しい人だ」とか「テキトーな人だからなぁ」と決めつけて、今まで波風をたてぬようにその人からそっと距離を置いてたのかもしれない。
それは、見たくない自分の一面を認めようとしていないもので、ものすごく傲慢なことなのかもしれない。

もちろん、みんな他人のことより自分のことの方がよく分かっていると思うし、人付き合いの中で理不尽な事は沢山ある。その全部を謙虚に捉えようとしていてもキリがないのだと思う
ただ、状況把握をしっかりして、思い込みにとどまらずに気づきを得ようとする努力は怠らないようにしたい。

ちなみに、全然関係ないが織田信長は欧米人に地球が丸いと教わって信じられなかったらしいが、安土城から琵琶湖の反対側に遣わした家来が見えなかっとことから「地球は丸いのかも」と納得したらしい。(諸説あり!!)

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