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出島の思ひ出 2023J1③浦和レッズvsセレッソ大阪

2週連続新幹線の車内で遠征のあれこれをnoteに書きとめるなんてどうかしてる←(と言いつつ結局まとめるのに時間かかった)


せっかく出島アウェイを経験したので今回の観戦記は「駒場の雰囲気を少しでも感じてもらえる」ように意識したいけど、基本自分の投稿は自己満でただ書きたいことを書く・残したいことを残すのみなのでその点あしからず。たかがnoteされどnote。



浦和駒場スタジアムのビジター自由席、通称「出島」
物理的な問題でエリア拡張も不可能。幸いにもビジター指定席という形でメインスタンドの一角にもアウェイサポーターOKの割り当てはあったが、それでも数は少ない。埼玉スタジアムとは比べ物にならない。

正直言うと最初セレッソ戦が駒場開催になったと聞いたとき、埼スタじゃないし滅多に行かないスタジアムだからこれは行こう!っていういつも通りの感覚を持った。まさか席数が極端に少ないとは知る由もなく。細かいことまで知らなかったのだ。駒場開催自体めったにないし駒場でのセレッソ戦も2005年リーグ戦以来なので、その辺の事情に疎かった。


5日前の月曜日12時。ビジター自由席もビジター指定席も30秒で完売。
Safari以外はAppスイッチャーで全て閉じて通信状況を整える。時計の針を見て確実に販売開始時刻になったらサイトにアクセスする。急がずに操作する。ダブルクリックいわゆるダブルタップはしない。
これはチケット争奪戦必勝法ではない。。なんとか友人と2人分のチケットを無事に確保できた。駒場行きが決定した時点で1つ目的を果たしたようなもの。もう1つの目的は勝つこと。


駒場の最寄り駅となるJR浦和駅は東京駅からJR上野東京ラインに乗れば直通で早くても25分ほどで移動できる。
埼スタに行くのに浦和美園まで各駅停まりの地下鉄をなんとか乗り継いで行くのとはスピード感が圧倒的に違う。東京から浦和ってこんなすぐに移動できるんやと思った。
(もう2駅ほど北に行くと大宮に行けるけどそこにしばらく用事はない)


慣れた浦和サポは徒歩で向かっていたけど行きはバス停も混んでなかったのでバス移動。
「駒場運動公園入口」で降りて住宅街の細道を抜けて行くとちょうどバックスタンドの裏の方に抜けることができる。
バックスタンドの黄色の塀と隣り合わせで普通に一軒家がある。試合日だけとはいえレッズサポーターの応援の隣で普通に家があってそこで暮らしてる人がいるなんてね。「お静かに」って書かれたおそらく通行人に対する注意書きであろう小さな貼り紙があったので撮っておけばよかった(笑)


アウェイサポーター、かつバックスタンドで観戦するサポーターの待ち列は駒場スタジアムのすぐ隣のサブグラウンド。

天気も相まってこのサブグラウンドの芝の感触がとても気持ちよかった。
先に着いた友人が待ち列確保してくれたが、正確には養生テープを忘れてしまいその場にいたサポーターに借りようと声をかけたところ一緒に入れてもらったとのこと。お気遣いに感謝。

こんなゴール裏の絆を久々に感じたりそもそも養生テープなんて久しぶりに使ったなあと話したり。それでも列整理まで時間があったのでスタグルを堪能。タンドリーチキンとローストビーフのハーフ丼。

芝生上で飲食は禁止


列整理になるとホンマにこの人数で入りきるのか?というぐらいセレサポが集結。1人1席を厳守でお願いしますとの声がけも。


中央付近になんとか席を確保。
出島は確かに狭い。押し詰められてる感じ。ゴール裏の常連というか猛者というか、ギラギラしたサポーターが多い。
高さがあるので案外ピッチは見やすい。

U12?らしき少年たちがフルコートで試合してた
出島の1番奥


浦和としては20年ぶりの駒場でホーム開幕戦。
Jリーグ創設期はここで常に試合していたなんて考えられない。
出島の席は1列が12席ほど×6列×4.5ブロックぐらい。300席あるかないか。
ビジター席がそこに存在するというだけ。

それでも楽しみな気持ちがあったのは"駒場開催"だから。セレッソ戦でもない限りなかなか用事はないし。レッズレディースの試合で出島に入れなくはないけどそういうことじゃない。「集客なら埼スタ、勝たせるなら駒場」と言うサポーターもいるほど浦和レッズにとっては聖地。ここにアウェイサポーターとして挑みたかった。

出島から見た場外
バックスタンドの入場ゲートが狭いため列が長くなりがち


アウェイゲームに行く動機って大抵は目の前で試合を見たい精一杯応援したいというだけであって、アウェイ席のおもてなしを受けたいわけではないというか。席が汚れてるとか衛生面で気になることがない限り、年に1回それも2,3時間いるかいないかのアウェイ席に文句は言えまい。たいして金も出さないのに過剰に口だけ出すなんてのはね...


出島は隔離感、押し詰められてる感じはあるがむしろ一種のプラチナ感があった。反対側のゴール裏ではすぐ裏が住宅街だけど構わずWe are REDSコールをしてきて、埼スタとは違う雰囲気。

ビジター指定席
決勝以来のゴール裏



この中でしっかりと勝つことができれば最高だったが...


試合の感想。
数字だけ見れば昨季は公式戦で連敗したのが秋頃までなかったチームが今季はいきなり3試合目で連敗を喫してしまった。
サポーターからも期待されて今季初めて出番が来た鳥海に何もあんなアバウトなボール来なくてもいいのに...左CBをまた狙われた。

小菊さんは「今年、取り組んでいるボール保持、ビルドアップからの攻撃は成長が見られた」とコメント。全員が連動した組織的なプレス、速攻と遅攻の使い分けがセレッソサッカーの軸になる部分だが、+αであるボール保持の部分に重きをおきすぎてバランスが狂ってしまっているようにも感じる。


サイドハーフも攻守に走り回る役割にもかかわらず頭数がギリギリになってしまっている印象も受ける。
ここに来て陸の不在とパトリッキの退団が響くとは...
サイド攻撃に詰まりボールを失われた頃にはカバーリングのために中盤が上がり気味になっているのでボランチが裏を取られロングカウンターを止めきれないor自陣までまた戻る羽目になる、
こういった局面が続くとなかなか流れをこちらに持ってくるのは難しい。
為田がオウンゴールを誘発したりレオセアラの幻のゴールに繋がったりしたように、逆にサイド攻撃を制すればそれがそのまま得点に直結するプレーになる。昨季できていたサイド攻撃だけど助っ人が加わり人が変わった影響もあるのでもう一度共通認識させていく必要がありそう。


ジンヒョンの復帰についてはそれはそれで良かったと思う反面、単にネクストジンヒョン問題が現状不透明であると露呈しただけとも言える。
ジンヒョンがプロデビューした最初の頃は、大卒のジンヒョンの将来性を見込んだ梶野部長がGKを全員総入れ替えしてジンヒョンが気を遣わない環境を整え、レヴィーがとにかく試合に起用し続けた(当時のJ2はリーグ戦50試合超)。選手本人が努力することが大前提だが、周りのサポートとしてはある意味大胆な抜擢も必要になるかもしれない。

話がそれたが、昨季までの積み上げ+αである程度早めに結果も伴ってくると予想したが、思ったより練度が足りずまだ結果が出る時期ではなかったというのが現状。サッカーは簡単には上手くいかない。
厳しいスタート、よく言うとスロースタートになったセレッソ。戦前の予想とか順位予想なんてのはチームの外の話でコントロールできることではないのでそれを背景にチーム状態を語るのはおかしい。

試合後に何か歌っていた


浦和側はチケットも即完売にならない勢いだったと聞いていたけど、こんな人数が集結しているのを見る限りそんなのウソ。メインで若干空席があったもののレッズサポーターの集結ぶりは素晴らしかった。


小菊さん以下選手たちのコメントは、何が原因で何ができていて何を課題としてそのためにやることは何で、といったことが言語化されているものも。
それを読む限り過度に心配はしていないが、ここまで取り組んできたサッカーに自信を持つためにも勝利は欲しい。
このあと昨季以上に巻き返すかもしれないし別の結果になるかもしれない。
それがどうなるかは今後も引き続き追っかけていかないと分からない。

今後の勝利をお祈りするために夜の神田明神へ


出島は貴重なアウェイだったけど勝って帰りたかった。これに尽きる。

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