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美容室に行くつもりが理容室に?!でも結果的オーライだった話

美容室だと思って予約したらまさかの理容室で、美容室と理容室の違いが興味深く、これからは理容室もいいなあという話です。

引っ越ししたのがきっかけで、新しい美容室を探していました。条件は駅からすぐで、評判がいい事。そして、男性スタッフがいる事。
ネットで検索するとすぐにホットペッパービューティーのサイトへ飛びました。以前にも整体で登録したことがあったので詳細検索。
すると、ピッタリのお店を発見。そのまま予約しました。

そして、翌日お店を訪れてみるとビックリ!
赤と青と白のクルクル回る看板が!
そう、床屋さんだったのです!

予約してましたし、評判もいいし、男性スタッフもいるし、まあ、ダメなら次は別の美容室にすればいいかなぁと思いつつ入店しました。

そこで「カット、シャンプー、ブローと耳の産毛剃りでしたね」とコースを確認されました。
「実は理容室は20年ぶりくらいです。」なんて会話をしながら理容師さんも「そうなんですか!ありがとうございます!美容室はシャンプー台も違うしカミソリも使えないですからねぇ。」と会話が進みます。
予約の段階でカミソリのメニューがあったので、そこは理容室と気づくべきなんですが、これが、バイアスというものですね。全く気づかなかったんです。

しかし、20年ぶりの理容室で気づいたこと。美容室との違いが随所にあって面白かったです。

例えば、シャンプー台は前面にあるのでイスからちょっと前にずれて前かがみになります。髪を洗ってもらっている時は容赦なく顔に水が垂れてきます。洗い終わってタオルで拭いてもらう際に顔も優しく拭いてくれるので問題ないのですが、女性にはやはり不向きですよね。
でも、美容室だとあのポンチョみたいなのを着たままシャンプー台まで移動しなきゃいけませんし、よく女性がお風呂上がりにタオルを頭にクルッとつけてるあの格好で移動するのは男性にとってはかなり恥ずかしいものなんですよね。

そして、あのポンチョみたいなものって美容室だと腕を通せるようになっていますが、理容室ではそれが無いので顔に落ちた髪を取ったり、スマホの着信を確認したりできないのが難点。その分、ホットタオルで自ら顔を拭けるタイミングが3回もあったので助かりました。これも男性向けサービスですね。

また、細かい点だと、美容室のイスって高さを変える機能くらいしかないと思うのですが、理容室のイスはリクライニングやポンチョを持ち上げておける機能が付いていました。座ったままでカット、シャンプー、ひげ剃りまで完結するんです。ポンチョを持ち上げておけるアームが出てくるんですけど、これで、切った髪が下に落ちないので気付いたら靴にどっさり髪が落ちてたりすることもないのです。

髭剃りも座ったままで、ほぼフラットまでリクライニングを倒してやってもらいます。使うカミソリもずっしりと重いナイフのようなアレです。

肝心の仕上がりですが、結論から言うと美容室以上でしたね。理容室だとバリカンで角刈りにされてしまうよなイメージがありますが、美容室の様にふんわりと仕上げてくれましたし、特にもみあげや襟足はかなり丁寧にカットしてくれました。
実は奥には落ち着いた個室があって、そこから女性のお客さんが出てきたので、女性でも理容室でカットする方もいるようです。

20年前、僕が床屋さんから美容室に替えたのはカリスマ美容師ブームのせい。キムタクのドラマの影響で若い男性はみんな美容室へ行くようになりました。美容室はオシャレな髪型ができて、床屋は角刈りになっちゃうなんて思い込んでいた20年の間に、すっかりと理容室は復活を遂げていたのです!

今回、偶然にも20年以上の時を経て理容室に再開したわけですが、仕上がりも美容室と変わらずに、男性向けに進化してきたサービスを受けられるのなら、これからもこの理容室に通おうかなと思ったのでした。
後でそのお店のホームページを見てみてみると、結構有名なホテルなどにも入っている有名なお店で、腕の良い若い理容師さんが腕を磨くような評判のお店でした。こんなトップランナーのお店が業界全体を活性化させていくのでしょうね。

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