見出し画像

建築学生就活!組織設計事務所内定者が就活までにしておいたほうがよかったこと


こんにちはDittoと申します。
とある高専の建築学科に通っています。

今回の記事では、私が組織設計事務所の意匠設計に内定して、就活までにしておいて良かったなと思ったことについて書いていこうと思います。

私の組織設計事務所内定までの話はこちらの記事で紹介しています。

良ければこちらの方も見ていただきたいです。

それでは、さっそく本題に入ろうと思います。


就活までにやっておいたほうが良いこと

とりあえず建築コンペに出せ!


これは、建築学生なら言われたことは在ると思います。ですが、中々自分から進んでやる気にはならないのではないですか?

私は、あまりはじめは建築コンペやそもそも建築にあまり興味がなかったところからスタートしました。

最初はコンペ自体がよくわからずひどい作品をいっぱい出していました(笑)ですが、とにかく私は、数をこなしました。

高専3年の夏休みに6個は出しました。過労で死ぬかと思いましたが(笑)グループでやったり、個人でやったり、賞は取れなかったけど結構楽しかった^_^

ただこのときの経験が今となってはとても有意義な時間だったなと思います。わからないなりに自分で答えを出してアウトプットするというのを繰り返してやることで私は、オリジナルの設計スタイルを手に入れました。

それから半年後私は、大学院まで出せるコンペで最優秀賞を頂き賞金で100万円いただきました。また、グループでやったのですが、実施コンペだったので実際に私達のデザインした建築が施工される予定です。(現在施工途中)

また、高校生対象コンペにも出していて、そこでも1位を頂きました。連投で賞を取れたのでとても嬉しかったです^_^

私のコンペ作品のことについては、また別の記事で触れようと思います。

賞を取ったことは誇らしいが、コンペに出して色んな人の話を聞いたり、他の人の作品をみて刺激を受けたりすることがとてもいい経験になりました。

その中で有名な建築家の人に自分の作品を見てもらえたりするので自分のモチベーションの向上にもつながります。

まずは、続けることを目標にしてコンペに出すのはいかがでしょうか。


意匠設計になりたいという夢があるのであれば、コンペに積極的に応募しましょう。

単純にコンペの受賞歴で判断する企業もありますが、まずは参加するというスタートラインに立たないと話になりません。

企業によっては、出したコンペ内容もしっかり見てくれるところもあります。建築に対する熱量があれば、取ってくれる企業も少なくありません。


コンペで賞を取った時に参考にしたもの、道具を紹介します。


こちらは学生のコンペを募集しているサイト。
だいたいここから出せそうなコンペを探して応募しているようにしていました。

また、学校の教授からコンペ情報を頂いて出したりもしていました。

コンペを出すうえで便利なipad私はあまりお金がなかったので、9世代のものを買っていました。

proのやつとかじゃなくても建築系なら全然これで十分。


ぶっちゃけipadペンシルは高いので、このスタイラペンをおすすめ。

3000円ぐらいで買えるので、コスパ最強!


設計演習でお世話になった本。大学の教科書としても採用されているそう。学生の設計課題を主体に説明されているのでエスキス模型などの写真もあって、イメージが湧きやすい一冊になってる。


図面の書き方がわからないなどはすべてこれで解決。建築のことは本当にたくさん書いてる。大学で買わされていると思いますが、一応載せておきます。

アイデアの参考はこれにお世話になってる。海外の事例などが多いから海外の建築にもフォーカスを当てれる。


アルバイトは接客業がおすすめ!


なんで技術職なのに接客業?と思ったかもしれません。ですが、意匠設計でもコミュニケーションは必須です。

コンペの審査が通ればプレゼンする機会があります。そこで、堂々と喋れる、ハキハキとプレゼンできるようになるには、人との多くのコミュニケーションが必要!

話すことに慣れる、ビジネスマンのように話せるだけでプレゼンで好印象をもたらします。

私の話をしますが、私は、考えていることをうまく説明できないという悩みがありました。

その悩みを解決しようと思い、お客様の要望をすぐに対応し、接客するアパレル販売員のバイトに応募しました。

お客様のニーズを聞き出し、私からニーズに合った商品を提案するという行為が建築のプレゼンでの質疑応答に似ていると思いました。急に言われたことに対して受け答えすることはこの先意匠設計になるにあたって必要だと考えています。

バイトの最初は、どう接客して良いのかわからなく、右往左往していました。言葉が出てこなかったり、的外れのことを言ったり、無茶苦茶でした(笑)

ですが、続けていくうちにうまく対応できるようになり、販売員として様になっていたと思います。

ここで学んだことはコンペのプレゼンでも発揮できました。学校の教授からプレゼンがno.1だとべた褒めされるまで成長しました。

エスキスで考えていることをうまく説明できなかったデクノボーがno.1まで上り詰めた秘訣は、接客業のバイト経験あります。

また、就活でもこの経験は発揮されました。どんな質問もハキハキと答えることができ、面接の評価も上々でした。コミュニケーション能力、プレゼン能力を鍛えるという点において、接客業はうってつけのバイトです。


もし意匠設計になるのであれば、接客業をしてみるのもいい経験になると思います。



ポートフォリオは早めに作れ!


これが重要ポートフォリオの作る時期。私は前の「高専卒から建築意匠設計へ」の記事でも言ったように提出の1ヶ月前に作り始めました(笑)

あれじゃない、こうじゃない、レイアウトが悪い等言われて死にかけてました(笑)
本当によく頑張った(-_-)

とにかく早いに越したことはないです。
夏のインターンの時期には一旦完成しておきましょう。

ポートフォリオを作るうえで参考になる本はこちらです

名前どうりですが、レイアウトの基本が学べます。


即日設計は早めに対策を!


即日設計は、練習が全てなので就活の学年になったら少しずつ手書きの練習をしていくべきです。

私は高専3年生まで手書きで図面を書いてたのでなんとかなりましたが、大学生は、PCがほとんどだと思うので大変だと思います。

これもそうですがやはりコンペを今までやってきた人が強いです。即日設計は短い時間で仕上げないといけないのでとっさのひらめきが必要です。

今までコンペやってきたネタをいっぱい持っている人はやはり完成度が高い用に思えます。

参考書などないので、自分で少しづつ対策していくことが必要です。


こちらの本がおすすめです。建築のアイデアの本ではありませんが、アイデアを出すうえでとても参考になることが書かれています。


シャーペンはちゃんとしたやつを買っておいたほうが良いです。
鉛筆仕上げだった時に困ります。


建築を見る!


結構これは重要だと思います。
建築の仕事をしている人は、設計課題などでちゃんと建築を見ている人と見ていない人の設計がわかるそうです。

面接の際に私のポートフォリオの設計作品をみて、面接官の人が君ちゃんと建築見てるねって言われたことが結構衝撃的でした。

なんで図面見ただけでわかるの?とは思いました。

褒めてもらえたので良かったですが、建築わかってないとかいわれたら泣いてた…

なので、学生時代に沢山建築を見ることをおすすめします。

私は、18切符で色んなところに建築を見に行ってました。東京に行ったときはギャラ間とか展示会などにも積極的に言ってました。

このサイトとかで興味にありそうなものをチェックしていました。


自分だけのなにかを磨く!


これは、就活において内定をもらうための近道でもあると思っています。

私の場合は、まだ高専生なのにここまでの提案ができるというのを売りにして就活に望みました。

まわりは大学院生ばっかりでしたが、まだ高専生だぞと若いぞっていうのをとても売りにしてました。

逆に高専生というのが良かったかもしれません。比較対象もいないし、競争しなくていいので。

ここで言う自分だけのなにかというのは、私の場合「高専生」というのがキーワードだったのかもしれません。

もちろん実施コンペを取ってるのも大きかったですが、院生が高専生にはなれないので、オンリーワンという意味では、一番目立っていたと思います。

まわりの大学生はスケッチが人よりうまいや、CGスキルがうまい、解析が得意など自分が自身を持って勝負できる武器があるように思えました。

もちろんそのような武器がなくても、建築に対する熱量を持っている人は、採用選考に通っています。

ここまでの熱意があるんだという自分だけの根拠があると就活では強いと思います。



今回は、ここまでの記事にしておきます。

早めに動いておくことに越したことはないので、M1の人やB3の人、高専4年になった人は、今のうちに動いておく方が良いと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?