【付加価値】

動画の編集をはじめてから、色々な人と関わる機会が多くなりました。
会社勤めだけで何もしていなかった頃に比べると、はるかに多くの考え方に触れている気がします。
これは動画編集に限ったことではなく、コミュニティに参加する大きな意味だと考えています。

私は動画編集だけでなく、バスケットや試験監督官といった、いくつかジャンルの違うコミニュティに参加しています。そこで関わる人達は、生活のサイクルや、仕事の意識、稼ぎ方や暮らし方まで、多種多様な異業種の方達と関わる機会があります。

感覚の違い

以前の記事でも書かせていただいた、私たちが立ち上げたイベントをはじめたばかりの頃、イベントの企画を練る段階である程度の赤字を覚悟のうえで動きはじめました。
会場費はもちろんですが、協力してくださるスタッフのお弁当や、事前の打ち合わせの経費、細かな機材のオプション等…
実際に動いてから見えてきた費用が膨らみ想定を上回る支出となったのです。

私たちはその状況を打破すべくスポンサー募集を始めました。

当時、イベントの広告などの作成を依頼していた人にスポンサーのことを話したところ、無謀なことだと相手にもされませんでした。
実績もなく、発足したての団体で企画書すらまともに作っていなかった私たちですが、チケットの売れ行きも上々で、フタを開けてみれば多くの企業さんが快く協賛していただけたのです。

Webで選手を募集していたこともあり、地元の企業さんの目にとまり、地元企業さんからも協力をいただくことになり、結果として初年度から赤字を抱えることなく運営することができました。

今回のケースのように、感覚としては無謀に思えた行動も、企業さんに広告宣伝としての価値を我々のイベントに見出していただき、ご協力をいただけたように、世の中には思いもよらない物に価値がついたり、販売されていたりします。

私が驚愕した物

ある時、ふとしたことで私が考えもしなかった物を売る人達がいることに気がつかされます。

会社でタイムカードの打刻機が故障し、修理が可能か問い合わせようと製造元を調べていました。製造元へ電話をかけようとGoogleで検索すると、そこにはコインパーキングの機械を作る会社の連絡先が表示されていました。

タイムカードの打刻機とコインパーキング、同じ会社が作っていても何の不思議もないのですが、どちらも時間に関わる物だということに驚愕したのです。

そもそも、それまで時間は誰のものでもないし、売ろうとすら考えたこともなかったのですが、その誰の物でもない時間をちゃんと売ってる人達がいたことに、私は気づいていなかったのです。

タイムカードも時間を記録しているだけで売っているわけではないですし、コインパーキングも売られているのは、駐車場なのですが、どちらも軸にあるのは時間です。

時間を切り売りできるのは、弁護士さんやお医者さん等、一部の選ばれた人達だと思い込んでいましたが、売り方を変えれば誰でも売り物にすることができたのです。

そして、今この時代には、タイムバンクやバリュー等、一般の個人でも時間を切り売りするサービスが存在します。

普段の生活で何気なく使っている物やサービスにも、思いもよらない発想で付加価値がつくのかもしれません。
田舎のキレイな空気を瓶に詰めて売る。と言ったら、バカにされるかもしれませんが、キレイな空気を作り出す空気清浄機は商品としてちゃんと売れています。
誰がどういった経緯で販売を始めたのかは知りませんが、おそらくこの世にある物全てに付加価値をつけることができ、販売することができるようになるのでしょう。

今こうしてスマホに向かって文字を打つ行為も、文章として、このnoteで価格を決めて誰かが買ってくだされば商品になってしまうのですから。

いつか私も価値のつけられる文章をかけるよう今日も練習です。

練習にお付き合いいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?