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まえばし赤城山ヒルクライム

先日参加した「まえばし赤城山ヒルクライム」の備忘録。雨の記憶。


大会前日まで

いままでこういうヒルクライム大会と縁のなかった人間だが、去年はじめて富士ヒルに参加してからというものちょっとずつ他の大会について調べたりしていた。なので赤城の存在も知っていたがどうしても出たいということはなかった。

しかし自転車仲間の小林氏(私のARGON18を組んでくれた恩人)が一緒に参加予定だった富士ヒルにエントリーできなかったため、新たな目標として赤城を目指すとのことだったので、私も興味本位でエントリーをしてみたのである。

コースの試走をしたかったのだがなかなか時間が取れず、ひたすらZwiftで基礎練とSSTを繰り返してあとはどうなるか見てみようという感じで本番を迎える。せっかくの遠征なので群馬を楽しもう。新幹線で高崎へ、さらに両毛線で前橋まで移動してホテルに荷物を置き、地元名物の登利平のお弁当を食べてもう目標の大半を達成したような気分になる。

ムネ肉ってこんなにおいしくできるのか!

午後3時。とりあえずスタート地点までの経路を確認しておこうと宿から10km弱の「道の駅 まえばし赤城」まで走る。ちょっと迷いつつ着いてみると明日の大会参加者と思われるローディがたくさんいた。前日受付でもないのにみんな熱心だな。参加者に配られたおもてなし券でお茶をして宿に戻る。

食べてばっかり

小林氏とは同じ宿だったものの到着が夜遅くになりそうとのことだったのでさきに寝る。どうでもいいけど群馬のローカル番組がなかなか面白い。農産物の市況とかまったく自分の人生に接点のない番組を見て旅情を味わいつつ就寝。ちなみに天気予報では明日はずっと曇りとのこと。

大会当日

翌朝5時起床。見事に予報ははずれそこそこ強い雨が降っている。なにこれ。一気に気分が萎える。ツイッターを見てると早くもDNS宣言してる人がチラホラ。それで自分も走る気がなくなってしまった。

DNSツイートをしたものの、せっかくここまで来てホテルに泊まるだけで直帰というのもつまらない。もう少し様子を見てみよう。自分のスタートは7時半。スタート地点まで30分くらいかかるので余裕をもって6時にはチェックアウトしたかったがギリギリまで待ってみる。そうすると雨が弱まってほとんど気にならなくなってきた。大会が始まってしまえばそこから降られても仕方ないと思える。それならスタート地点までは行ってみよう。

道の駅到着。天気は小康状態。たくさんの参加者たち。みんなすごいな。ここで小林氏とも遭遇。彼のほうが私より遅いウェーブでのスタートなので追いつかれないようにしなくては。

さすが人気大会

コース沿道にたくさんの人がいて驚いた。みんな参加者を応援してくれていてとてもうれしい。ボランティアの方もたくさんいて地域全体で大会を盛り上げていこうという意気込みが感じられる。無人のスバルラインを登る富士ヒルとは大きく違う部分だ。

そしていよいよタイム計測開始。試走もしてないし戦略は何もない。とりあえず心拍を170前後で維持するように走ってみる。富士ヒルよりも斜度はきついらしいのだがよくわからなかった。引き続き沿道からたくさんの人が応援してくれる。小さい子どもやおじいちゃんおばあちゃんまでいる!このホスピタリティよ。

たしか第三関門あたりで雨が急に激しくなってきた。ここまできて引き返すこともできないのでがんばってゴールを目指す。1kmごとに目印があるのがありがたい。あと途中から碓氷峠みたいにカーブのカウント標識があったけど最後がいくつかわからないので参考にならず。ラスト500mくらいでFINISHのアーチが見えてきた。スプリントとは言えないくらいの頑張りでゴール。タイム86分。データによると平均心拍175、平均パワー230。これがいいのか悪いのかわからないがとりあえず完走できました!そのあとすぐに小林氏もゴール。私より10分以上早かったみたい。すげえ。

とりあえずおつかれ

あったかいコーヒーとおまんじゅうを食べてそそくさと下山の待機列へ。なにかトラブルがあったらしくなかなか下山が始まらない。荷物を預けてないので半袖半パンで雨の中待ちぼうけ。寒いけどギリギリ耐えられる。30分くらい待ってようやく下山開始。雨のダウンヒルもディスクブレーキなら安心。ホテルに戻って荷物を整理したり着替えたり。帰りの電車でも登利平の駅弁を食べたかったのになんと売り切れ。残念。また前橋に行かなくては。

いちばん印象に残ったのは雨の中応援してくれたたくさんの方々、そして大会運営の素晴らしさです。皆様ありがとうございました!
また来年もよろしくお願いします!(できれば晴れてほしい)

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