建築情報学会Challenge『画像生成AI』#aischallenge2022
概要
建築情報学会で『画像生成AI』の取り組みが2022年11月10日~12月8日までの期間で行われています。
学会員か否かに関わらず誰でも気軽に参加可能で、参加方法はinstagramに画像1枚とタイトルを付けて投稿するだけという簡単なものです。
コンテンツ生成型AIであればMidjourneyでもStable Diffusionでも基本的に問わないということです。
建築情報学会のWebサイトにも情報が掲載されていますので、リンクを貼っておきます。
Youtubeの建築情報学会チャンネルでもChallengeキックオフの動画や中間時点でのトーク動画もUPされてるので、こちらもリンク貼っておきます。
中間時点投稿分析
instagramで#aischallenge2022を検索すると2022年12月4日の執筆時点で174件の投稿が集まっています。
どの画像生成AIツールが使われているのか?
まずはいろいろある画像生成AIがある中で、どのツールがよく使われているのかを見てみました。投稿に使ったツールをキャプションしてくれているものが多く、そこから拾ったので数点は不明でしたが、大体の傾向はわかりました。
Stable Diffusion→79
Midjourney→53
DALL・E2→2
Dream Fields→1
という結果で、Stable Diffusion、Midjourneyの有名どころがやはり多く使われてるようです。この2つについてはWeb上でも解説記事が多く、簡単に試してみれますので、この機会に触ってみてはどうでしょうか?こういう類のものは少しでも触ってみるのとそうでないのとで理解が全然違ってきます。
建築外観デザインをMidjourneyで生成する方法についての解説
どのようなアプローチのアウトプットがされている?
次に、今回のお題はシンプルに『集合住宅』ということでしたが、アウトプットについても外観でも内観でも、はたまた図面でも、基本的に何でも良いという緩い条件になってます。
ここまでの投稿ではどのようなアウトプットが多いのかを見てみたいと思います。
同じようなアプローチで投稿した場合、その出来栄えで比較されることになりますが、他にないアプローチで投稿した場合、目に留まりやすくなり、特に今回のように広く可能性を拾いたいような場合には拾ってもらえる可能性が高くなると考えられます。
外観→96
内観→31
図面→4
と、やはり外観がイメージしやすいということで外観での表現が多く、抜けているようです。
中には外観・内観の間のような、建物内から外を見る“人”を入れる構図での表現も派生系として目に付きました。これも1つの工夫ですね。
その他、間取り図のような図面的な表現での投稿もいくつかありました。
図面的な表現でアウトプットした場合にどのようなアウトプットが期待できるかという方向の可能性をみる上ではこれも1つの軸になり得るのではないかなと思われます。
まだまだ他にも表現できることがありそうなので、この機会にもう少し広く探ってみたいなと思います。
Midjourney関連はいくつか記事も書いてますので、参考にしていただければと。
いつもサポートいただきありがとうございます! これからもあなたの代わりに役立つ記事を更新し続けていきます。 どうぞよろしくお願いします。