Midjourneyでロゴデザイン
はじめに
これまでMidjourneyでは建築系を題材にいくつか書いてきましたが、今回はロゴデザインに使ってみました。
活動母体である『Mt Lab』のロゴがいい加減ほしかったので、今回の記事の中で作ってしまおうと思います。
建築系での題材は、Midjourneyの基本的な使い方からはじめて以下にも記事をまとめているので、よろしければ併せてご参照ください。
Midjourneyで行うロゴデザインの流れ
さて、ここから本題です。
今回は、『Mt Lab』というキーワードを基にロゴデザインをしてみたいと思います。
まずは簡単に以下のように『Mt Lab』のロゴデザインという命令文で描かせてみます。
Logo design for "Mt Lab"
『Mt Lab』の文字を意図通り表したデザインも辛うじてあるかな?という感じでいくつかデザインされてきました。一応ロゴデザインっぽくはなっていてベースとしては悪くはなさそうです。
では、ここに特徴を表すワードを足すことでもう少し色を付けていってみます。Mt Labの主要テーマである
・Digital Design
・Architecture
を命令文に足すことで特徴付けして、イメージに合うロゴデザインとしていきたいところです。以下の命令文で指示しました。
Logo design for "MtLab", Digital Design, Architecture
いくつか見てみましょう。
後ろにいくつかワードを足すことで、先頭の文章が際立ったのか、『Mt Lab』というワードが明快に表現されてきたように見えます。
この辺りはやはり何度かやってみてのガチャという感じではありますが、いくつも出してみることで、いくつか琴線に触れてくるデザインも出てきてます。
試しに1つ深堀りしてみましょう。
3枚目の左上をベースにバリエーションを生成してみます。
これは見事なバリエーションの生成具合ですね!
大きな構成は変えずに、部分部分でパターンを試すことがしっかりできてます。これはなかなか優秀。こうしてバリエーションを出してみた中からさらに気になったデザインを深堀りしていきます。『M・L』の部分が立体的に見えて『Architecture』を表現してるような右上の案をベースにさらにバリエーションを生成します。
『M・L』の部分をさらに建物を意識したような右上の案からグラフィック・パターンのように平面に寄った左下の案まで振れ幅を持ってバリエーションが生成されました。
他にもいくつかやってみると、いくらでもバリエーションが試せます。
この辺りのコストパフォーマンスの良さはすでに人間の手では太刀打ちできないレベルと言えると思います。
では、そろそろこの中から1つをということで、右下の案を選んでスケールアップしてみました。
スケールアップしてみると背景が繊維質のようになったり、『M』になぜか線が入ったり余計な表現が増えてしまいました。
この気になる部分の解決のためにディテールを粗くしてみます。
さらにスケールダウンすることでいくらか目に優しくなってきました。
ここまでで、ある程度そのままでも使えそうなロゴデザインの生成手法の一連の流れが理解できました。
さらに表現に関わるワードを追加してデザイン検討
もう少し、表現をイメージに合わせるように補足するワードを追加して生成してみます。シンプルでスタイリッシュなイメージ。そしてレタリングのようなタイポグラフィを目指します。
・simple
・stailish
・lettering
またいくつかやってみた中から1つ筋のいい案を選んでバリエーションの検討を行う手順を何度か繰り返していきます。
『Mt』が手を伸ばし、背景となっている今の時代を切り開いていくイメージで、その中心にはシンメトリーで力強く高く伸び、1つの軸となるArchitectureとその生成過程と幾何学図形による構成でDigitalを表現した『Mt Lab』のロゴデザインがここに生まれました。