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冷蔵庫の中から冷えたパチスロのメダルが出てきた話

昨日は午前中に7歳の息子がサッカーの習い事に行くというので、妻に付き添いを任せて僕は仕事をしようと思っていた。

ところが、朝食後に突然、4歳の娘が「すもうをしたい!」と提案。ベッドの上ですもうをしていたら、息子が「ボクもやりたい!」と参入。3人ですもうをしていたら、息子が足を滑らせてベッドから転がり落ち、「足が痛いから今日はサッカーに行けない」と言い出した。

「サッカーに行けないなら、どうやって過ごす?」と聞くと、「イトーヨーカドーに行きたい」と言う。妻は急な予定変更で明らかにイライラしている。僕の仕事はどうしても昨日中にやらなければならないというわけではなかったので、仕事は後回しにして息子と娘と僕の3人でイトーヨーカドーに行くことにした。結果的にこれが大正解だった。

僕が息子と娘を連れてイトーヨーカドーに行っている間、妻は部屋の片づけなど、やりたくても手がつけられなかったことができたようで、昼食後に帰宅するとスッキリした表情をしていた。

4歳の娘がパチスロのメダルを冷やしていた

息子は帰宅後、外出中に届いた妖怪ウォッチ18巻を読み始めたので、僕は娘と遊んでいたら、彼女が急に「そうだ、思い出した!」と冷蔵庫の中を探し始めた。何を探しているのかと思ったら、出てきたのは息子のゲームのメダルを入れるケースの中に、僕がパチンコ店から持ち帰ったパチスロのメダルを入れたものだった。

「なんでそんなものを冷やしているの???」と僕は大笑い。彼女は「冷たくて気持ちいいよ! 父さんも触ってみる?」とうれしそうにほほえんだ。

僕は息子が生まれるまで、かなりのパチスロ好きだった。学生時代にパチンコ店でアルバイトしていたことがあり、社会人になっても休みが取れると朝から晩までパチンコ店で過ごすことが多かった。

ところが、息子が生まれてからパチスロに行くのは時間がもったいないと感じるようになった。それには2つの理由があって、1つは息子と接する時間を増やしたいから。もう1つはパチスロが時間を費やしてもあまり稼げなくなってきたから。

さらに言えば、息子が生まれてすぐにタバコをやめたので、当時はタバコの煙が充満していたパチンコ店から次第に足が遠のいていった。だから、彼女が冷やしていたメダルはかなり前に持ち帰ったものだ。

メダルの枚数を数えたら全部で16枚あった。なんでこんなにあるのかというと、最初に1枚持ち帰った際、息子がそれを見つけて「これ、何? ボクにちょうだい!」と言ったので、「あげるよ」と答えたらうれしそうだったので、それ以来1枚ずつ持ち帰るようにしていたからだった気がする。やがて持ち帰っても喜ばなくなったので、持ち帰るのをやめた。

メダルをどこに隠したか忘れてしまった

娘は冷えたメダルをひととおり堪能した後、メダルを使って宝探し遊びをしようと言い出した。隠すほうと探すほう、どちらをやりたいか聞いてみると、隠すほうをやりたいという。リビングに隠すというので、僕は寝室で待っていると、彼女はたっぷりと時間をかけてメダルを隠し、「探しに来ていいよ!」と叫んだ。

これは彼女の個性なのか、それとも年齢的な特徴なのかわからないが、彼女は宝探し遊びをするとき、答えを教えたがる。「ほらほら、ここにあるよ!」と見つけてほしくてたまらないのだ。ところがこの日は、16枚もあるとどこに隠したのか忘れてしまった。どんなに探しても14枚しか見つからない。でも、見つからなくても別に困ることなんて何一つない。

いずれ残りの2枚が見つかったとき、また2人で笑い合うことができそうだ。こんな時間の過ごし方ができるのも今のうちである。

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