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1x.com 挑戦記: 6 - ストリート回帰 -

今回はストリートジャンルの作品を 2 枚紹介します。何枚か連続で「公開」された為、東京とシアトルで撮影した写真を作品化して挑戦しました。

提出した作品 no.9

9 枚目に提出した作品はこちらです。連続で公開されたので、ここで自分が好きなストリート作品で挑戦することにしました。

Sk8 in Shibuya

審査結果

全く評価を貰うことができず「落選」となりました。これまでに学んだ事を活かしきれず無念な結果となりました。

1x.com に対してどのように向き合っていたか

連続で 1x.com に寄せた撮影・編集をして提出してきましたが、本来自分が好きなジャンルであるストリートにこれまでに学びを活かして再挑戦しようと思いました。

ストーリー性

これまで落選した作品はいずれも、人物が主題であり、比較的大きな割合で存在するものの、ストーリー性が低いからダメであったという過程を立て、ストーリー性に重きを置いて作品を作成しました

  • 主題は人物で、全体の 2、3 割を占める

  • これまでに使っていない表現を試してみる

今回は主題をぶらした写真を使う事にしました。

公開作品から傾向を学ぶ

人物が一人の写真はいくつかの傾向があります。

  • 人物が小さく、全体のスケール感や孤独感がる

  • 表情が見えていて、状況が分かる

  • 顔は見えないがストーリーがある

例えば以下の作品は、人物が非常に小さく地面のパターンが際立ってます。

次の作品は雨の日の情景が素敵な作品です。

最後に人の表情が見えないものの、ワンちゃんや電車からストーリー性があるな感じる作品です。

作品について

次に提出した作品について説明していきます。

選んだ理由

  • 顔を見せないポリシーを守りつつ、主題となる人物が大きい

  • 動きを表現できている

  • これまで出したことがないブレを使った作品

撮影設定/時期/場所やコンセプト

大好きな原宿キャットストリートの裏で撮影した写真です。

  • ISO: 100

  • SS: 1/160

  • F値: 4

スケーターが来たので、シャッターをマニュアルで設定してからすれ違い様に撮影しました。コンセプトは「日常」で、日々の移動手段としてスケボーに乗っている雰囲気を狙いました。

何を学んだのか

評価を見る限りでは、ムードやオリジナリティは出せたものの、作品そのもののクオリティが低く、またストーリー性も出てなかったようです。
今見ると、不要な要素が多く含まれており、整理が必要だと感じます。

提出した作品 no.10

no.9 の失敗を受けて、誰が見ても「なんだろう」「何してるんだろう?」と思われるような、インパクトのある作品にするべきだと考えました。

The guy with curiosity

審査結果

評価はこれまでで一番良く、無事「公開」されました。

1x.com に対してどのように向き合っていたか

これまでに学んだ点と、前回活かせなかった点を考慮し、あえて同じテーマで再度挑戦することにしました。これにより、これまでの学びがストリートジャンルでも活かせるか判断したかったからです。

ストーリー性

公開されている作品を色々見る中で、ストーリー性に対する考え方が、少し変わってきたので、自分が好きだなと思える傾向を見つけてみました。

  • 見た瞬間に「何やってるの?」と興味を引く

  • やっている事は明らかだが、オーバージェスチャーが面白い

構図と仕上げ

前回の失敗の 1 つに、ポイントとして抑えるべきであった、よく考えられた構図とコントラストの調整が完全に抜けていた事に気付き、今回はより慎重に編集を行いました。

  • 奥行きがしっかり分かる

  • コントラストがはっきりしつつ、詳細は残っている

  • 構造物の面白さも併せ持つ作品

作品について

次に提出した作品について説明していきます。

選んだ理由

  • 主題の人物の動作が面白い

  • 海辺の構造物で奥行を表現できている

  • 影が見どころの 1 つだが、主題を邪魔していない

この作品も奥行きが素晴らしいですね。

撮影設定/時期/場所やコンセプト

2023 年 10 月にシアトルで撮影しました。夕方で日差しが強かった事と、奥までピントが欲しかったので、絞り気味で撮影しました。

  • ISO: 100

  • SS: 1/800

  • F値: 5.6

右側の構造物は水族館で、同僚が覗き込んでいる様子を撮影した一枚です。

何を学んだのか

前回の反省を生かせるよう、元となる写真の選択と編集を慎重に行った結果非常に良い評価を貰うことができました。

  • ストリート写真でも、当然だが構図や構成は大事

  • 無駄なものを省いたクリーンな作品に仕上げる

  • 誰が見ても分かりやすい主題はウケル

まだまだ 1 つのテーマに集中した際、他のポイントを忘れてしまう事を自覚できたのが大きな学びでした。ストリートの作品は「スナップ写真」っぽくなりがちで、その場合評価が低いと感じるので、以下に興味を引けるかや、クリーンな作品にできるかが重要そうです。

有料部分では以下の事を書きますので、興味があれば是非ご覧ください。

  • 1x.com の審査結果の詳細を画面を含めて説明

  • 編集の方針や RAW 写真からの編集過程を説明

  • 学んだことをもっと詳しく説明


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