練習の量と質

練習の質と量

学びに練習はつきものです。

人間は復習しなければ忘れますので、繰り返すことで何事も習得します。

トレードも繰り返し練習することで身に付きます。

機械的に手法だけ覚えれば勝てるというものでもありません。

メンタルを含めて様々な要素が存在します。

料理でもレシピだけ覚えれば有名シェフと同じ味が出せる、というものではありません。

調理場の環境、素材の質、調理の順序、調理のタイミング、出来上がりのイメージ、様々な要素があって繰り返し幾度も練習することによってプロの味を生み出せるようになるものです。

トレードでもある手法を学んで、上手く勝てないからと次々に手法が目移りしてしまってはいつまでたっても上達しません。

勝てないのは練習が足りず、実際には手法通りにできていないことが考えられます。

料理もどこかに余計な素材が入っていたり、何かの手順が抜けていたり、体調に問題があったり、過程やゴールのイメージができていなければ、実際のレシピ通りにはできません。

スポーツでもフォームや足の動かし方を教わったとしても、それを繰り返し練習しなければ同じようにはできません。

書道でも見本があって筆の動かし方を教わっても、繰り返し練習して幾度も真似をすることで身につきます。

数学の試験でも相場と同じように練習と同じ問題は出ません。

常に同じ問題、同じ環境はなく、色々な問題や色々な環境に対して繰り返し練習することで身につけていくものです。

安易に楽な道を選ぼうとすると、いつまで立っても上達しません。

筋肉に負荷をかけずに筋トレをしても筋繊維は破壊されず超回復は起こりません。

答えが分かっている問題だけを解いていても、先が見えているチャートでエントリーポイントと決済ポイントを探すようなものです。

正しいやり方を学んだら、まずはその通りにやらなければいけません。

最初から自分なりにアレンジするということは、面倒な部分を省いているだけというようなことが往々にしてあります。

カレンダーを見忘れてはいけませんし、環境認識は毎日日足で見なければいけませんし、場所の情報はいい加減にカウントしてはいけませんし、仕掛けるタイミングもしっかりイメージしなければいけません。

面倒だからこれはいいや、というようなことはありません。

何事も正しいやり方を学んだら、それを愚直に繰り返し練習することで上達します。

そしてそれは決して楽しいものではありません。

バスケのドリブル練習でも毎日左右何百回もその場でつく練習を続けることで上のレベルで通用する基礎が身につきます。

それはなかなかに地道で大変なことです。

なかなか結果が出なくても地道に愚直に改善しながらやり続けるしかないわけです。

メンタルの問題も同じです。

毎日毎日呼吸法を行い、マインドフルネスを行い、身体を鍛え、愚直に精神鍛錬を繰り返すことでメンタルの安定を保てるようになります。

何事も日々の練習の質や量が足りているかどうか、自問自答してみましょう。

客観的に問題がないか、自己認識をしてみましょう。

それでは、本日は以上になります。

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