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トレードの癖

トレードの癖が日常生活のどこかに表れていることがあります。

例えばエントリーのタイミングが早すぎたり、躊躇して遅すぎたり、バラバラである場合は、日常生活でも決断のタイミングがバラバラである場合があります。

日常生活の中の行動パターンを改善することでトレード結果が良くなることがあります。


普段家族や友人とどこかへ出かける際に、こっちはここがダメ、あっちはここがダメとなかなか決められず、散々迷ったあげくに結局行き当たりばったりで行動してしまうような優柔不断のパターンを持っていると、トレードでもなかなかエントリーの決断ができず、価格が伸びきった所で遅すぎるエントリーをしてしまうケースが増えます。

優柔不断で日常的に何かを始めるのに完璧に準備をしないと気が済まない場合は注意が必要です。

普段10割の準備を求めてしまいなかなか行動できないのであれば、基準やルールや縛りを定めていくつかの条件や要素は切り捨て、6~7割の段階で行動に移す習慣を付けた方がいいかもしれません。

大切なのは日常生活の中から様々なケースの中で、決断する際の判断基準を意識的に持っておくということです。

これは意識的にやらなければいつまでたっても判断は早くなりませんが、普段から意識すれば機会は相当多くあり、判断スピードも劇的にアップします。

些細なことでも全て意識することです。

飲み物でも、コーヒーは1日1杯まで、お茶も1日1杯まで、あとは炭酸水か水と決めておけば、コーヒーを1杯飲んだ後に、もう1杯飲もうかどうしようか迷うことはなくなります。

その内1日1杯じゃ多いなと思えば、1週間に1杯に変えてもいいし、午前中のみで午後は飲まないなど、フィルターを加えて改善していくこともできます。

何事にも基準がなく臨機応変に判断する癖がある場合は、トレードにもその癖が表れて、毎回判断が変わってしまう傾向が出ている場合があります。


相場の突発的な値動きに左右されてしまう癖もあります。

これは本能的なメンタルの問題ですが、事前に想定していなかった突発的な動きは静観するという判断基準を持っていなければいけません。

普段から、他人に非難されたり気に入らないことがあると気持ちを即行動に出してしまう癖があれば、それがそのままトレードに反映されてしまいます。

トレードは事前準備をしなければいけないと頭では分かっていても、日常の中でそれと正反対の癖がある場合には、トレードの時だけそうしようと思ってもなかなかできません。

人が怒ったり感情的になっている時には相手が落ち着いてからでないと冷静に話し合いはできないように、想定されていない値動きは落ち着くまで静観しなければいけません。

相手の機嫌がよくならず、途中で我慢できずに自分も感情的に口論してしまうことは、価格の伸びが止まらずに、てっぺんで我慢できずに買いでエントリーしてしまうようなものです。

相手の気持ちが落ち着いて和解するチャンスと材料が揃った時、つまり押し目を形成して場所の情報で反発し、追い風の情報が揃った時でないと安易に仕掛けてはいけません。

メンタルトレーニングを通して日常から突発的に反応する癖を修正できれば、トレードで急な値動きにそわそわする癖も修正することができます。


こういったように、日常生活の中での自分の癖とトレードを比べてみることで、新たな気づきがあったり、自分をより深く理解することにつながるのだと思います。

それでは、本日は以上になります。

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