米国株式市場は小幅上昇

トランプ大統領の新型コロナウイルス感染の出口戦略の一環として米国経済活動再開の指針発表を期待され、買いの強まりがやや上昇するものの、(1) 3週連続の悲惨な週次新規失業保険申請件数の増加と (2) フィラデルフィア連銀製造業景況指数が過去最大の下落を受け、株価の上値は重い展開となりました。

とは言え、市場では今夏までには米国経済はかなり回復し、来年第2四半期頃に経済も金融市場も絶好調になるのではという声まで出始めました。

昨日の午後に発表されたトランプ大統領は米国経済活動再開の3段階指針の中で、外出禁止措置、事業活動の再開、ソーシャルディスタンシングの緩和を5月1日かそれよりも早めに開始可能である旨を各州に伝え、具体的な再開時期は州知事に委ねられることになりました。一方で、クオモ ニューヨーク州知事からは他の州と強調しながら、タイミング的には5月15日までは必要不可欠なビジネス以外の活動停止を維持するとの発言がありました。

いずれにせよ、それまでは金融市場は良くも悪しくも様子見的になるかも知れません。今日のような市場の動きはまさに日柄調整局面だと思います。

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