上下に大荒れジェットコースター相場の米国株式

米国株式相場は最近流行りの上下に大荒れ。米ダウは寄り付き後数分で前日比1000ドル上昇したものの、昼前にその上昇分を全部吐き出した上で、後場に再び1000ドル超上昇して高値引けしている。完全なるジェットコースター相場を呈した。

相場上昇の理由は米ホワイトハウスの財政出動期待だった。またトランプ大統領は今年の今後の所得税ゼロを検討している。

今回の当局対応が財政支出主導であることは間違いない。そして米国政府は個人所得税と財政出動という柔軟性に富んだ対応をしようとしている。日本は総額4308億円の財政措置を講じる緊急対応策を表明している。一方で古びた財政規律に縛られた欧州は大丈夫なのかと少し心配。

昨日は原油価格が10%上昇し、米国債券利回りも大きく上昇した。またドル円は再び105円台を回復している。ドル円は短期的には米国債利回りとの連動が強くなっている。とにかく値幅が大きすぎるのが問題だが。

立沢 賢一