FRBの資金供給に好感で米株は続伸

おはようございます。

米国株式市場は1974年来、最大の1週間での株価上昇幅(12%以上) を達成し続伸しました。相場好感要因はFRBが新型コロナウイルス感染拡大で経営が困窮している中小企業や自治体の資金繰りを支援する為に、最大2兆3000億ドル( 250兆円相当 )に及ぶ資金供給を行うと発表した事です。2週間前に発表された最大4兆ドルプログラムの詳細が明らかになり、かなりアグレッシブな内容にこれまで暴落していた銘柄に買いが入りました。

一方、新規失業保険申請数は6,606,000件と市場予想の525万件を上回ったが市場には影響を与えませんでした。

またテレビ会議で行われた「OPECプラス」は日量1000万バレルの減産を骨子とする合意に暫定的に達した模様で、ロシアが大幅な減産に同意したことが大きかったようです。米国が減産するか否かは今日のG20フォーラムでトランプ大統領が米国のスタンスを表明すると思われます。以前から申し上げてますが、1000万バレルを減産できるかはかなり懐疑的です。ですからWTIの価格は暫定合意ニュースの後一旦は上昇したものの、再度下落に転じたのは正に市場も懐疑的になっている事の証でしょう。

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私の最終職歴はHSBC証券会社代表取締役社長でした。そして金融スペシャリストとして30年余り屈折する世界政治・経済の真相を分析し、それぞれ…

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