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新型肺炎影響下、パタヤで中、韓観光客激減!すると意外な展開に (2.28.2020)

新型肺炎の影響で、中国政府が海外への団体旅行の出国を2020年1月27日の朝から禁止した事を受けて、世界各地で中国人旅行者が突然に消えたように激減しているニュースに続報です。

パタヤでは中国人観光客は激減しています。
しかし現在は中国人観光客だけでなく、韓国人観光客もかなり減少している印象を受けます。これは韓国政府がタイへの渡航に注意勧告を行っているため、減少しているものです。

中国人だけでなく、韓国人まで観光客が減っているパタヤ。

そう聞くと、さぞかし閑散としていると思われがちですが、現場からの取材によると、意外な動きが起きていました。

写真を見るとわかる通り、多数の観光客がビーチでマリンスポーツをしながら休暇を楽しんでいます。欧米人が中心です。

このジョムティエンビーチで貸し出されているビーチパラソルの下を撮影したのが、以下の写真です。多くの欧米人の観光客で込み合っています。

ビーチパラソルの貸し出し業者に聞くと「昼は毎日のように、ほとんど満席で使われている」と答えているほどの大盛況となっていました。

業者はむしろ例年よりも売り上げは大きくなっているほど好調だと答えています。
統計的に正確な数字が出ているわけではありませんが、ジョムティエンビーチでは中国人観光客などが激減した一方で、逆に欧米人の観光客などから人気が高まっているようです。

パラソルの貸し出し業者などの業者は街中のパタヤビーチでは中国人観光客は激減しましたが、その代わりインド人観光客などが増加している印象があるという事をコメントしていました。

現在、インド人観光客はパタヤでも増加している印象があります。このインド人観光客がパタヤビーチの観光業に売り上げをもたらしているようです。実際に、インド人一人当たりの滞在中の消費金額は中国人の2倍以上というデータはあります。

また、ホテル業界でも中国人観光客向けのホテル以外は、思ったほど影響を受けていないようです。

このような状況を考えると、パタヤでは中国人観光客は激減、韓国人観光客も減少していますが、欧米人観光客やインド人観光客はむしろ増加しており、全体としては思ったほど観光業への悪影響は大きくならないかもしれません。

ただ、もちろん中国人観光客向けのサービス業者などは影響は大きく、そこは明暗がかなり大きく分かれる結果となっています。

一方で日本人観光客は変わらず一定数タイを訪れており、中国人観光客が激減した中で、アジア人観光客の中でのプレゼンスを高めている印象もあります。

このように、新型肺炎の影響でパタヤを訪れる観光客の姿も、一時的にだとは思いますが、急激に変化しています。

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NEWS PICKS 立沢賢一 / 立沢賢一 official website



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