【マーケット考察】2022.10.12


米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は、小幅ながら5営業日ぶりに反発し、前日終値比36.31ドル高の2万9239.19ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は115.91ポイント安の1万0426.19で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億7173万株増の11億6119万株。

寄り付き後、前半は、4日間の連続下げでS&P500株価指数の時価総額は1兆6000億ドルも減少したことからの値ごろ感と、本日米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に開いた金融政策会合の議事要旨が公表されることや明日発表予定の #米消費者物価指数#CPI )を前にポジション調整が入り、ダウ平均で400ドル超上昇する場面もありました。

しかし後半は、弱気相場の中、やはりリスク回避への意識は根強く、特に、昨日はベイリー英中銀総裁の発言に米株式市場が敏感に反応し、前半の上昇分をほぼ吐き出した展開となりました。

ベイリー英中銀総裁は先月末にトラス首相が打ち出した大幅減税プランと共に開始された債券購入プログラムについて「週末までにわれわれは手を引く。市場への介入は一時的なものになる」などと発表しました。

トラス政権の大型減税策で市場は英国の財政不安が強まっており、英国債市場は不安定な動きとなっていますが、それを英中銀が緊急で買い支えし、市場を落ち着かせていました。

英中銀は10月14日を債券購入期限としていましたが、債券市場が不安定な値動きを見せていることから、市場の一部からは期限の延長があるのではとの期待がありましたので、それを払拭した格好となりました。

市場では、CPIが大幅なインフレ低下を示さなければ、FRBは11月の #FOMC で0.75%の #フェデラルファンド金利 大幅利上げを決めると予想されています。

先週金曜日発表された米雇用統計はFRBのタカ派姿勢を後押しするような良好な労働市場の内容となりましたので、CPIが予想を上回る強い数字であれば、金利上昇に更なる拍車がかかり、株価指数は5%以上下落する可能性もあります。

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