米国株マーケット考察 2020.12.30

マーケットサマリー


米国株式相場は反落。ダウ平均は米経済対策の成立を好感し、上げ幅は一時180ドルを超え、取引時間中の最高値を更新しましたが、68.30ドル安の30335.67ドル、ナスダックは49.20ポイント安の12850.22ポイントで取引を終了しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比978万株減の7億6751万株で閑散相場。

トランプ米大統領は週末に新型コロナウイルスの感染拡大に対応する追加経済対策に署名し、更に世帯向け現金給付の増額を要求し、野党民主党は、これに同調し、民主党多数派を占める下院は28日、増額する法案を可決しました。

株式市場は寄り付きからこれに反応したのですが、上院では、給付増額に対する与党共和党の反発が強く、法案可決は不透明なのが現実です。株式市場では、結局、現金給付増額への期待が後退したことで反落しました。

また、最高値圏ではかなりの利食いも出ており、薄商いとは言え、ポジション調整は進んでいるように見受けられました。

今年も一年有難うございました。大騒ぎの2020年でしたが、来年も今年同様に1月から大騒ぎになりそうな気がします。相場動向よりも、米国大統領選挙の最終結果が来年以降の世界をどう変えて行くのかという点で大きな分岐点になる年となることでしょう。

来年も宜しくお願い申し上げます。良いお年をお迎え下さい。

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