米国株式市場は続落-マーケット考察-2020.5.13

午前中は全米各州で経済活動が再開の動きに好感しましたが、国立アレルギー・感染研究所のファウチ所長が上院での証言で既に8万人を死亡に追いやった新型コロナウイルスはまだ封じ込めに成功して居なく、8月後半から9月前半までには治療薬もワクチンも準備できないということで、時期尚早な経済活動再開に警鐘を鳴らしました。市場は新型コロナウイルス再拡大を懸念し、経済活動の再開に不透明感が強まり、安値引けとなりました。

ナスダックのハイテク株も流石に利食いの売りが強まり2%強安と、絶好調だったナスダック指数も7日ぶりに反落しました。S&P500の11セクター全てが前日対比下げました。また天然ガス大手企業であるチェサピーク・エナジーの破産法申請可能性の報道にエネルギー株や航空機関連株が売られました。

投資家心理は当然の如く不安定のままです。メディアのコメントは風見鶏のように、株価が上昇すれば楽観論一色になりますし、株価が下落するとすぐに慎重なトーンに振れる傾向にあります。

昨日も申し上げましたが、米国株式市場の相場変動要因は、5月末から6月初旬までは経済活動再開による景気浮上期待感とコロナのネガティブなヘッドラインニュースとの引っ張り合いが続くと思っても良いのです。相場は正に「 3歩進んで2歩下がる 」ような動きになってます。

立沢賢一

〜投資家サロンについて〜
投資の世界では勝てない投資はしてはいけません。 勝つ為に徹底的に戦略を立てなければいけません。

私は住友銀行/メリルリンチ/バンク・オブ・アメリカ/HSBCと長きに渡って金融スペシャリストとして活動してきたノウハウを存分に活かして投資はしていますが、その時のコネクションなどは一切利用していません。
つまり “全ての方が真似できる可能性がある” と言う事です。
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