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元HSBC証券会社 代表取締役社長の時事考察

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世界の金融業界のトップとして走り続けてきた立沢 賢一による世界の金融、経済、政治、ビジネスなどの時事問題考察です。 ・元HSBC証券会社社長 ・バンク・オブ・アメリカ日本人初のパ…
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#金融

昨今の実体経済と金融経済の乖離についての見解

写真:REUTERS/Lucas Jackson OECDの予測するシナリオ6月11日、1,900名を超える専門家を抱える…

世界大恐慌とリーマンショックと新型肺炎

リーマンショック後の世界経済の回復スピードの速さは1929年の大恐慌と比較すると歴然としてい…

米国株はバリュー株投資かグロース株投資か?

バリュー株とグロース株バリュー株は本来の価値から見て割安な株式のことを指します。株価割安…

景気刺激策で株式市場急上昇、原油価格に低迷に注視せよ

日本株が大幅下落し、Jobless Claimが予想を遥かに超え過去最多328万件に急騰したこともあって…

米10年債利回りが初の0.5%割れ、30年債も初めて1%を下回る

これまずいですよ。 これまでの米国の強みとして、やはり他国対比金利が高かったことで米国…

消費税増税・コロナウイルス初期対応の失敗による日本経済への打撃

昨年10月の消費増加に始まり、新型肺炎の初期対応失敗という2つの人為的安倍ショックは日本経…

投資信託の実情~新たな試みが始まり始める

昨今、銀行の収益環境が悪化している状況下、手数料収入を得る為に投資信託の販売を強化しているのが実態です。 ところが、日本国内に流通する投資信託の7割以上、投資信託会社によっては全体の9割も基準価格を下回っている場合があります。 投資信託会社は運用が成功しようが失敗しようが、毎年信託手数料を徴求する商品がメインですから、投資家は万が一運用が上手く行ってない商品に投資した場合、マイナスのパーフォーマンスのうえ、手数料を支払いますからまさに泣き面に蜂になります。 今回、農林中