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5-3 <アメリカ生活記> 落とし物が戻ってくるのは日本だけ?
日本は超安全
日本では、財布とかケータイとかを落としても、落とし物センターとか交番とかへ行けば、落とし物が届けられていることって結構ある。
海外に住んだことがある人はわかると思うけど、これって結構奇跡的なことです。
あと、ズボンの後ろポケットに長財布を突っ込んでいる人をよく見かける。これも日本の凄いとこだと思う。国によっては「財布盗んでください」って言っているようなもんだ。
日本を離れると。。。
僕は結構用心深い方だけど、それは海外での苦い経験によるところが大きい。
例えば、中国で2回携帯電話をすられたことがある。
フランスでは財布。フランスに住み始めたころ、日用品を揃えるために大型スーパーへ行った時のことだった。
必要な物を全部カゴに詰めて、いよいよレジに並ぼうって時に「念のためお金持っているか確認しとこう」と思ったのが間違いだった(と思う)。
そこからレジへ向かう直線5m程度の間に財布をすられてしまった。誰ともすれ違っていない。背後に人の気配も感じなかった。けど、レジで支払う時に財布はなくなってた。。。
あれは衝撃だった。生活し始めたばっかりなのに現金もカードも失ってしまって呆然としてしまった。。。当然だけど結局財布が戻ってくることはなかった。
あと、アメリカ国内で飛行機に乗っていた時、ちょっと席を離れている間に椅子に置いておいたキンドルが無くなってた。。。
僕がドジだったってだけかもしれないけど、こういったことを日本で経験したことはない。
海外での奇跡
海外では油断しちゃアカン!って思ってきたけど、アメリカに住んでいた時に「奇跡」が起きたことがある。
アメリカで名刺入れを無くしたことがある。その中には重要な取引先の名刺はもちろん、クレジットカード、交通系カードとかも入っていた。
「無い」って気づいた時は、どこで落としたかも覚えてなくてパニクった。いろいろ探し回ったけど結局見つからなくて悲嘆にくれて、仕方なく家に帰ろうとバス停にポツンと立ってた時は相当ヘコんでたなぁ。。。
そしてバスに乗った時、運転手さんが
「おー君か!これ!落とし物だよ!」
って名刺入れを手渡してくれた。
マジで驚いた。
なぜバスの運転手が僕の名刺入れを持っているのか?なぜ僕の顔をみて名刺入れの持ち主とわかったのか。。。?たまたま乗ったバスなのに。。。なぜ?
凄い偶然
運転手によれば、帰りに乗ったバスはなんと僕が朝出かけた時に乗ったバスだったようだ。朝車内で僕が名刺入れを落としてしまい、それを他の乗客が拾ってくれて運転手へ渡してくれたみたい。
しかも運転手さんが僕の風貌を覚えていてくれていたわけだ。更にそんなバスに再度乗れたなんてまさに奇跡。
いや〜、アメリカで物を落としても戻ってくることってあるんだなぁ。。。感動。
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