見出し画像

整形外科専門医登録が分かりにくい問題について

こんにちはエスケーです。
私は現在二次救急病院で整形外科医として勤務しております。
日整会で同期と専門医登録の話になり恥ずかしながら全く進んでいなかった専門医の症例登録をやってみました。


日整会のホームページによると

  • 専門医申請時に4年間以上の日整会正会員であること

  • 整形外科専門研修満4年間で修了

  • 日整会認定研修施設2か所以上で3年間以上

  • 指導医1名以上の日整会認定研修施設

  • 教育研修講演30単位

  • 1回以上の学術集会発表、1編以上の論文を作成

  • 整形外科研修記録による研修歴管理

  • 4年間の整形外科研修を終了後書類申請し、翌年1月筆答試験と口頭試験を受験、最短5年で専門医資格を取得

と要件にはあります。

このうち

  • 教育研修講演30単位

  • 整形外科研修記録による研修歴管理

は特段の説明があるわけでもなく非常に分かりにくいと思っていました。
そろそろ登録しなければと思い友人の力を借りて何とかとりかかり始めたので纏めていきます

教育研修講演30単位

皆さんご存じの通り、講演会で取得できる単位です。
正確には

・通常の単位27単位

・日本整形外科学会骨・軟部腫瘍特別研修会3単位

のようです。
通常の単位は地方のセミナーや各種学会で取得できます。
私は学会でできる限り多く単位取得をするように努力をしておりましたがこれは大きな間違いだったと思います。
なぜなら単位の取得できる講座は面白くて勉強になる講座とは限らないからです。
日整会はオンデマンドだけでも16単位取得可能なので学会では興味ある聴講し、単位取得は日整会オンデマンドがよいと思いました。

また、「日本整形外科学会骨・軟部腫瘍特別研修会」は日整会、腫瘍学会の2学会しか取得できず、なおかつ腫瘍(5)の単位が取得できる講座があってしまうという滅茶苦茶わかりにくい構造となっています。間違えないように気を付けましょう。

整形外科研修記録による研修歴管理

これは手術要件と疾患経験数をともに満たす必要があります
下の画像の出典は日整会の整形外科領域専門研修プログラムからの引用です。出典のURLは以下の通りです。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000167577.pdf

手術については上の画像の通り、執刀80例、助手80例以上の登録が必要です。JOANRからの取り込みが可能なため登録自体は簡単ですが、初めて登録するには分かりにくかったです^^;;
日整会の会員ページから下の画像の順に登録していきます。

研修プログラムをクリック
経験・手術をクリック
下の方にスクロール

JOANRから引用しなくても登録できますが、引用して登録が圧倒的に楽です

最後に

大まかな流れは上記でよいと思いますが、気になること、細かいポイントは専門医を取って数年以内の先輩に聞かれるのが無難だと思います。

間違っている点、追記が望ましい点がありましたら教えていただければ幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?