事業継承の難しさ 第5稿

会計事務所から言われてとある金融機関の提案を確認しに会計事務所へ行きました。その金融機関は付き合いは全くないし、何せオフィスや支店からも遠い。それが故にあまり乗る気はしないが、提案を確認するだけに行きました。

純粋に持株会社新設ではなく株式移転による持株会社設立と言うスキームの提案でした。これなら新設費用も要らないし株式買取資金も不要となる。ただ、分散している株式の贈与等を受ける事になる為、私自身が贈与税を支払う必要がある。それでも、コストパフォーマンス的にはもってこいな状況ではあった。

しかし今一つ乗る気にはならない。それは、私自身が希望しているところとは異なる事実上のメインバンクを会計事務所が引っ張ってくる姿勢には疑問ではある。むしろ、このスキームが私が希望する金融機関でできる内容ならば、そちらでしたいのが本音である。

と言う訳で優先度については、希望している金融機関が同じスキームを受けてくれたら、そちらに即決。他の場合は今回提案のみ限定で受ける形にするかはまた考えてみる事にします。

週明けに希望する金融機関と打ち合わせ予定です。その金融機関とは事業会社で長い付き合いがある先でもある。また不動産投資に伴い定期解約もした先であるので、ここは筋は通さないと気持ちがスッキリしない。

そう思っているにも関わらず、新しい取引先ですからと言って出入りしたいと言われたので、抵抗を感じたところである。見慣れない金融機関が来たら従業員もびっくりするのは目に見えている。そのために会社事務所ではなく、会計事務所に向かった訳ですから。

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