私のサッカープレイヤー遍歴

決して上手い選手ではなかった私の遍歴です。

小学校5年の時にスポーツ少年団でサッカーを始めました。始めたばかりで全然上手くなりません。それでもサッカーは楽しかった。

ある日練習試合ではじめて出場しました。はじめてのポジションは左のサイドバック。しかし最初はどうしたらいいのかよく分からなかった。練習と試合が結びつかない感じでした。数をこなすうちに、少しずつ分かって来ました。しかしどうしても早くからサッカーをしていた仲間には追いつけなかった。

6年のある日、試合になかなか出れないしキーパーしてみるか？そう言われた私は、気持ちにモヤモヤしながらもキーパーをしてみる事になった。当時の気持ちとしては、楽しくキーパーをしていた訳ではない。止むを得ずキーパーになっただけでした。試合でもキーパーしましたが、キーパーとしてのセンスはないに等しい状態で、モヤモヤが抜ける事はなかった。

中学生になり、サッカー部へ入部。楽しく切替て行きたい、そう思っていた。しかし、周りからキーパーって目で見られた。練習でもキーパーをさせられた。ある日、顧問に話して、フィールドプレイヤーする話でまとまった。

サッカー始めたのが遅かった事、キーパーを一年した事、私はこの事で出遅れた気持ちでいっぱいでした。当然上手い訳ではなかった。それでも精一杯してみた。

私は、たまたま身体が大きい方でした。この事から、ポジションはセンターフォワードとなった。但し、スーパーサブとしてのパワープレー要員としてでした。与えられた役割は明確でしたので、やりやすかった。ある日のカップ戦の試合では残り5分での出場。パスが回って来たらダイレクトで味方にはたく。このプレーがファウルを誘いPKに繋がった。

練習試合では、フィールドプレイヤー全てのポジションをみんなで回してました。しかし、最初の頃は戦術が分からなかった。それ故にサッカーの試合のテレビはよく見るようになった。

一年の時に部活で静岡に行きました。名門東海大学一中と練習試合。すごく雨の降る日でした。その日、たまたま左のFWをする機会を得ました。縦にボール来たら絡もう、シュートはこぼれを狙う、まるでベルディにいた武田みたいな考えしていると、ほら来たこぼれ球！歩数的に利き足ではない左脚シュートでゴーール。これはラッキーゴールでした。

2年になりました。ある日の練習試合では、2トップ左をしました。極端にラインが高い相手。縦ポンからのゴールしたりでした。

しかし、私にはウイークポイントがありました。足は早いとは言えない事。それ故に、快足のFWにはなれなかった。その事が示したのはパワープレー要員としての磨きをかける事。つまり、2トップでのFWにはなれない。

中学最後の試合、スーパーサブとしての途中出場。ボールがかなりずれて来たため、いつもの様な叩きは出来なかったものの右アウトフロントでのクロスが最後のプレーとなった。普通は左脚でクロスした方が楽なはずなのに、あえて右脚でクロスしたのは左脚には自信がなかったからでした。

高校に入り、しばらくFWとして出場していたが、2トップのパターンとしての為、苦手を引きずっていた。更には幾度と脚を怪我した為、ほぼリハビリと言う状態が続いた。その間に、左脚もそれなりに蹴れるようになったのはいい面でしたが、一方でもうFWとしては難しいかなと思っていた。そんな時に、CBへのコンバートがされた。これならCFと同じ考えで動けばいける、そう試合しながら感じていた。

私の高校時代は、リハビリの要素が濃く、不完全燃焼でした。それ故に大学ではリベンジを考えていた。とは言え、部活動バリバリとできる自信はなかった。そこでサークルに入り、続けることにした。

学生時代に私が主に担当したのは、サイドバックとサイドハーフ。そこでは出場機会は増えた。夏にはサークル日本一を決める大会にもみんなで行ったりもした。だいぶ充実はしていた時期でした。

やがて就職しました。一時期サッカーから離れましたが、地域のサークルにて再開。この時は、CBのほかにボランチもしたりもした。元々、スルーパス出すのが好きなのもありました。

しばらくして、私は仕事都合で上京しました。やがてチームを見つけてサッカーをしてました。ポジションはCBまたはアンカー。結局、このポジションがしっくり来ました。高校時代には身長が180cmを超えてました。社会人になってからは当たり負けする事もなくなりました。ある日の試合では、外国人選手がFWにいるのでマンツーマンDFをすると言う事をチームから作戦とされ、完封しました。頼られるCBまたはアンカーの地位をそのチームではいただきました。

やがて、私は地元に帰りました。年齢的にも、今から新しいチームを探すのはと思い、気軽にボールを蹴れるフットサルに転向しました。もっと昔からフットサルしてたらよかったって思いました。今は育児もあり、フットサルからも離れてますが、基礎技術はサッカーって分かりそうな蹴り方などが、サッカーをして来た名残に思う事があります。

私が今まで経験して来てない唯一のポジションは、実はトップ下です。そこ以外なら、それなりにも経験しました。今でもたまにはボール蹴りたくなります。でも、だいぶ体力は落ちてしまったかな。