スポーツファーマシスト認定者推移(2020.4 時点)
アンチ・ドーピング活動を推進していくうえで、スポーツファーマシストが担う役割にはとても大きなものがあります。もちろん全員が重要であることは言うまでもないのですが。
概要については下記リンクより。
認定にあたっては、約1年をかけた受講などを経ることになります。
2009年より1月より始まった認定制度ですが、2020年4月時点で10,000名を超えました。
厚生労働省の概況によると、2018年時点で届け出のある薬剤師は311,289人。割合で考えると約2.8%の方が認定を受けていることになります。2010年時点では0.3%でしたので、確実に増えていることは確認できます。
隔年で行われている調査結果より薬剤師の人数を確認。
検索可能なスポーツファーマシスト分布
全国で10,000人という数値ですが、人口と同様にその分布状況には偏りがあることが予想されます。以下のサイトからスポーツファーマシストの方の勤務先等を検索することができますが、これはあくまで一部で認定者全員ではありません。
全体の約2割ほどの方は検索が可能な状態になっています。
違う方法で検索や接点を持つことができないとすると、どの地域であっても身近に、、という状態になるには今後のさらなる認定者増加が必要になります。自分が住んでいる市区町村単位になると、東京であっても思ったように出てこない状況であろうと思います。
何かあったときのために普段から
競技団体のサポートを受けていて、身近なところでは必要としていないかもしれませんが、いつ何があるかわかりませんし、相談できる人は余裕のあるうちから見つけておけるに越したことはありません。ダブルチェックなどもできますしね。
選手だけでなく、ご家族そして友人など、、もちろんチームスタッフもそうですね。思っているよりも身近にある、感じておかなくてはいけないのがアンチ・ドーピング問題であると考えます。
日本スポーツ協会のメディカル・コンディショニング関連資格取得者推移
日本スポーツ協会のメディカル・コンディショニング関連資格取得者推移はこちらから確認できます。10月ころに集計データが出るので、そのときにまた確認をしてみたいと思います。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。