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【第101回】全国高等学校ラグビーフットボール大会データ調べ②戦績別の体格

大会も2回戦まで終了し、全校が登場しました。1月1日は3回戦が行われ、ベスト8が決定します。

ここまでの戦績に合わせてチームデータや体格を調べてみました。

戦績別部員数、体格データ

上位進出チームは体格だけでなく、部員数も一気に増えます。ここまで違うというのはちょっと想像を越えていましたが。。

【花園2021】戦績、ポジション別データ-7

【花園2021】戦績、ポジション別データ-8

【花園2021】戦績、ポジション別データ-9

戦績×ポジション

PR,HO

【花園2021】戦績、ポジション別データ-1

LO

【花園2021】戦績、ポジション別データ-2

FL,No.8

【花園2021】戦績、ポジション別データ-3

HB

【花園2021】戦績、ポジション別データ-4

TB

【花園2021】戦績、ポジション別データ-5

FB、リザーブ登録

【花園2021】戦績、ポジション別データ-6

多少前後するポジションもありますが、上位進出チームほど体格が大きくなっていくことが綺麗に数値として出ています。よくFWDの体重などは出てきますが、BKSも同様です。

今後も体格差は広がる?

前述の通り、シード校はやはり大きい。
シード校は2回戦から登場するので、1回戦で敗退してしまったチームが対戦できるわけではありません。それでも体格差はあるし、中1日あるいは2日で試合をすることになるので、そういった部分での疲労などのリスクも高くなります。

日程面についてもありますが、体格面での差についても今後今まで以上に向き合わなくてはいけない課題であると考えます。

様々なノウハウ、人材交流によってより強化を図るチームには様々なツールや手段をより具現化できるような状況になってきました。花園に出る上で「普通の高校生」と言われるレベルはもう未経験者を指すものではなくなっています。

花園でこれだけの差があるのだから、地域単位で考えたらもっと大きな差になります。体格面に加えて技術や経験、こういった部分もリスクを拡大させる要因にもなってしまいかねない。

身近にサポートしている学校にも通じるこの課題。
ラグビーの強化と普及。一体化しているところもありますが、強化が進むことが普及の妨げになってしまってはもったいないことです。

建付けそのものもあるかもしれませんし、制度面からの改革ものんびりしていられない課題です。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。