【もの補助】ストーリーで審査員を惹きつけるためにアトツギ経営者が工夫したポイント

この記事は、令和元年度補正・令和二年度補正 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(以下、もの補助)4次〔グローバル展開型〕に採択された菊井鋏製作所の代表・きくいけんいちが書いています。

もの補助だけでなく、さまざまな補助金についての情報がありますが、この記事では採択率17%(採択数46/応募数271)という難関枠で採択された事業者はどんな工夫をして書いたのか?という情報をお伝えしています。

大前提として、補助金の申請書は経営者(もしくは後継者)が知恵と汗をしぼって書くべきだと思っています。
楽して補助金もらえる方法はありませんし、私もよろず支援拠点にアドバイスはもらったものの、3ヶ月かけて自分で練り込みました。
だからこそ、同じ事業者の立場で伝える「ウチはこんなふうに書いたら採択されたよ」という情報が、誰かの申請書作成の一助となればと思い執筆しました。

事業計画の詳細な内容や数字は伏せていますが、実際に申請した文章の一部を抜粋し、できるだけ生の情報を載せています。
経営支援・補助金申請のプロではなく、等身大の事業者としてお伝えできることを書いたつもりですが、不特定多数が読めるオープンフリーな空間では語りづらいため、有料設定としています。
noteアカウントを持っている方は返金申請が可能です。気軽に立ち読みして、お役に立たない情報なら遠慮せず返金申請いただければ幸いです。

なお、本記事は某支援機関のコーディネータ向け研修会のために、私(きくい)が作成した資料を一部修正して説明しています。
そのため、記事は「スライド資料」+「文章による具体的説明」という構成を取っています。
画像で添付しているスライド資料は印刷していただいて構いませんが、無断引用や再配布は禁止します。

補助金の申請書(事業計画書)の全体構成や各チャプター毎に、実際の記述も抜粋しながら詳しく説明していますが、あくまでも「私が工夫したポイント」です。
「同じ書き方をすれば誰でも採択される」という情報の正しさを保証するものではありません。

また、ストーリーの組み立て方で工夫したポイントをしっかり説明しているつもりです。
おおまかな考え方の部分はいま話題になっている事業再構築補助金でも役立つと自負していますが、補助金や公募時期によって細かな要領は異なります。
必ず最新の公募要領を確認のうえ、自己責任でご活用ください。

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