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留学生とDAOを作る!

マラヤ大学に留学してから半年が経過しました。
この半年はあっという間で僕は交換留学に行くという目標を達成し、そして多くの人々と会って刺激を受けて成長すると共に、日本ではできなかった経験に足を運ぶようにしていました。
しかし、もうすでに半年が経過して、多くの経験をしてさあ帰国してからこの経験をどう生かそうとか、普通に研究室に戻り、就活して卒業するのかなとか思うとなんだか物足りない感じがしました。

そのような思いをこのSemester Break(休みの期間)で思い描いていました。特にすることがなく、日本に帰国しバイトをしたり、つみたてNISAを始めたり、インターンシップを探してみたりとごく普通の学生として過ごしていました。

そこで今回、自分でDAOを作って運営を行ってみることにしました。

要するに自分で個人事業主に登録して、実際にコミュニティを運営してみることにしました。
 多分、僕はDAO運営や会社経営に興味があったのですが、今まで時間がないとかアイデアを提供してきただけであった自分からアクションを起こすことがありませんでした。それは、自分に自信がないのが一番の原因でした。
そのため、今回は思い切って自分のやりたいことを残りの学生生活に費やしたいと思ったため、このような行動に至りました。

なぜこのような経緯に至ったのか理由や経緯、目標などについて話していきたいと思います。

1, 経営、DAO運営に興味を持ち始めた経緯

 初めに経営に興味を持ち始めた経緯として、2021年の前期に信州大学で経営工学という授業を取りました。僕は工学的なプロジェクト管理を行うのではないかと思ったのですが、実際は経営の知識を教える講義で数名の社長に参加してもらう授業でした。この授業が非常に楽しくて、自分が今まで授業でやってこなかった授業中に発言することであったりとか100人以上いる前で自分からプレゼンをしたいと主張していました。その時の自分が生き生きとして自分自身授業を楽しめていることに気づきました。そこで自分は経営を始めとするマーケティングなどの企画構築やお金のマネジメントが好きで没頭できる分野だと確信したのがきっかけです。前期終えた後、授業に来てくださった青島文化教材社の社長のもとまで会社見学するために長野から静岡まで言ったりもしていました。

 次にDAOをはじめとするWeb3の領域に興味を持ち始めたのは、2022年の8月頃でした。初めは NewsPicks にて2021年5月のNFTブームについて解説されている動画があったのですが、その当時はスルーしていました。その後、時が過ぎていき、留学の事を考え始め、交換留学のための英語の勉強を終えて、一息ついたときに、再度NewsPicksにてWeb3の話をしていたため、勉強する必要があると思い、本を2,3冊買い、DAOをはじめとするWeb3について学び始めました。そこに書いてあった内容として会社経営がより安易にでき、資金提供もトークンを使って集めることができると書かれていました。そこで僕自身、経営には興味があったのですが、スタートアップのように大規模に経営したいとは思わずに小規模から行いたいと当時思っていたため、これはチャンスがあると当時思いました。しかし、学部4年の半分を英語の勉強に費やしており、同期より研究が多少遅れていたため、それからは研究をやらなければならず、時間がありませんでした。だが、Web3の興味は続いており、NewsPicksの大型イベント : Change to Hope に参加し、初めてNFTを獲得したりと、日々情報は得ていました。
 
 それから1年が経過し、交換留学も半期を終えて、残りの学生生活の設計をしたところ、ここが最後のチャンスだと感じたので、自分の興味分野であるDAO×経営の事業を挑戦することにしました。


2, 僕が目指しているDAO運営

 ここからは、DAOについて詳しく説明していきます。
まずDAOとは何かの話ですが、Dicentralized Autonomous Organization といい、日本語にすると自律分散型組織といいます。簡単に言うと管理者、リーダー不在のコミュニティです。すべての取引がスマートコントラクトにて記録されており、特徴としては透明性が高く、自由に参加可能で民主主義によりプロジェクトが決定される仕組みとなっています。
 ここでなぜ日本に来た留学生とDAO運営をするかというと、初めに日本に来た留学生は少人数で動いていることがほとんどです。そこでDAOを作り、多くの留学生が参加してくれることで大人数での行動が可能となります。大人数の利点としては、学業や就活などの情報共有の量が多くなったり、パーティーの機会の増加であったり、出会いの場としても機能すると考えています。加えて、外国人は敬語をはじめとする日本文化に苦労する部分があるため、DAOは留学生の疲れを軽減する役割を担うと考えています。さらに留学生はほとんどが奨学金を利用して留学に来ている人がほとんどであるため、DAO内にてプロジェクトを開始して、インセンティブとしてのトークンを提供することでお小遣い稼ぎとしてDAOは相性が良いと感じたからです。
 しかし、問題なのは、留学生のWeb3に対する知識不足、僕たちの資金力不足など多くの課題が存在します。そのため、導入時はNFT (Non-Fungible Token) のみを導入して、出来るだけ多くの人に参加してもらうようにしたいと思っています。またコミュニティに楽しみを提供し活性化させるためのイベントの計画も重要です。

最終的には、僕が2年後に大学院を卒業するときに、僕がいなくてもDAOがしっかりと自律的に運営していることを目標として、多くの留学生が楽しく学生生活を送れて学業でもサポートできるコミュニティにしたいと思います。

3, 将来のキャリアについて

 最後に僕の将来について書いていきたいと思います。

 改めて言いますが、僕は大学起業して将来的にその会社経営をしたいとは思っていません。理由として、一生かけて社会に貢献したいと思うことにたどり着いていないのです。これは起業家にとって一番大事なパッションで自分が成し遂げたい目標がなければ、人生楽しくありません。中には、お金儲けで起業して成功している人もいますが、果たしてその人が幸せかは別の話です。そのため、将来的にはリーダー不在の組織運営が可能なDAOという手段を用いて経営したいと考えています。
 そのため、もちろん就活を考えています。僕の専攻は環境工学、材料工学の分野であるため、技術職としての就職がメインですが、経営に携わりたいのであれば、文型就職する必要があります。そのため、かなり忙しい状態になると考えています。
 しかし人は1年経過すると考えていることや環境など多くのことが変わります。変わらないのであれば、それは成長していないということです。そのため、本当に就活をしているかはわかりませんが、自分のやりたいことを全力で取り組める環境作りと健康管理を行っていきたいと思います。

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