〈追記あり〉ヒ素お好み焼事件が「でっちあげ」だった件について、和歌山地検に取材を申し入れました
2024年4月17日
和歌山地方検察庁検事正 柴田真様
突然のご連絡で失礼致します。片岡健と申します。ジャーナリストをしている者です。
このたびは貴庁に取材の申し入れをするため、連絡させて頂きました。4月16日に一度、電話で貴庁に取材の申し入れをし、広報官の奥田様から「取材を申し入れるなら、事前登録をしてください」と要求されましたが、今回の取材については、事前登録のような手続きをすべきではない事案だと思いますので、貴庁の長である柴田様に直接、取材を申し入れさせて頂くことにした次第です。
私が貴庁に取材させて頂きたいのは、貴庁がいわゆる「和歌山カレー事件」で死刑確定した林眞須美氏について、M氏(注・原本では実名。以下同じ)に対する殺人未遂罪で起訴した事件に関してです。
以下、貴庁への質問などをまとめていますので、ご対応をお願い致します。
片岡健
(注・原本では、ここに私の携帯電話番号とメールアドレスを記載)
【貴庁への質問】
私が和歌山カレー事件に関して取材する中、林氏が2022年5月、和歌山地方裁判所にM氏を相手取って起こした損害賠償請求訴訟において、M氏が上記殺人未遂事件に関して、「被害届は私が提出したのではなく、警察に強制的に提出させられた」という趣旨の主張をしていたことがわかりました。
私が把握している事実関係に照らせば、M氏の上記主張は真実であり、和歌山県警は、上記殺人未遂事件が本当は存在しないと知りながら、M氏に虚偽の被害届を強制的に提出させたとみるほかありません。
そして、和歌山県警と共に上記殺人未遂事件の捜査にあたった貴庁についても、このような和歌山県警の不正を承知しながら林氏を起訴したとみるほかありません。
何か反論があるようでしたら、お聞かせ下さい。
【回答期限】
回答期限は本年4月25日(木曜日)の午後5時とさせて頂きます。
貴庁が回答期限の延期を必要とされる場合、ご相談頂けましたら幸いです。
【特記事項】
今回の取材申し入れについては、公開質問の形をとらせて頂きます。本書面が貴庁に到着次第、私が運営しているnote(URLは以下の通りです)において、本書面を公開しますので、ご承知おき下さい。
●私のnoteのURL https://note.com/ken_kataoka/
以上
〈4月19日追記〉
本日午前10時50分過ぎ、和歌山地検の広報官の奥田氏より電話で伝えられた回答は次の通り。
「事件の内容に関わることなので、お答えできません」
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