和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持ち、冤罪説を懸命に否定する田中舞子さんへ
YouTubeのドキュメンタリーチャンネル『digTV(ディグTV)』で、私が和歌山カレー事件についてインタビューを受けた上掲の動画が先月末に公開されて以来、思いのほか多くの人に観てもらえ、現在までに約4週間で視聴数が53万回を超えている。
コメントも現時点で900件に迫っている。
そんな中、田中舞子さんという人が後掲の通り、1人で数多くのコメントをしていることに気づいた。
私は、田中舞子さんがどこの誰だかは知らない。
ただ、和歌山カレー事件に並々ならぬ関心を持っている人であることはわかる。
田中舞子さんの各コメントを見ると、事件が起きた23年前から関連報道を熱心にフォローし続けたうえ、ネットでも事件の関連情報を熱心にチェックしていなければ書けないような内容だからだ。
また、田中舞子さんの各コメントを見ると、どうしてそこまで…と思うほどに懸命に林眞須美死刑囚の冤罪説を否定しているのも気になる。
本当に一体、どうしてだろうか?
私は、林眞須美死刑囚のことを冤罪だと思っているが、自分以外の誰かが林眞須美死刑囚のことをクロだと主張してもまったく構わない。
ただ、田中舞子さんの各コメントは事実と異なる内容が多いばかりか、林眞須美死刑囚や林健治さん、私、その他の特定人物に対する誹謗中傷にあたるコメントも散見される。
そこで、この場で少しずつ、田中舞子さんに対し、正しい事実関係や私の見解を伝えていきたい。
まず、今回は以下のコメントについて。
田中舞子さんへ
田中舞子さんのこのコメントは、全般的に事実と異なる認識をもとに私のことを批判する内容となっていますが、ここでは1点だけ、正しい事実関係をお伝えしておきます。
私は、死刑反対派ではありません。
上掲の『digTV』のインタビュー動画でも話している通り、私は和歌山カレー事件の犯人は犯行時、殺意がなかったと思っているので、法的には殺人罪や殺人未遂罪は成立せず、死刑にできないと思っています。
しかし、和歌山カレー事件の犯人が今後捕まり、裁判で死刑判決を受けたとしても何か異論を述べることはありません。
被害の重大性、被害者やご家族の方々の心情を思うと、和歌山カレー事件の犯人が死刑に処されることに異論を述べることなどできないからです。
したがって、田中舞子さんが「和歌山カレー事件の犯人は死刑に処されるべきだ」と考えているなら、私はそのお考えを尊重します。
なお、参考情報としてお伝えしておきますが、林眞須美死刑囚は田中舞子さんと同じく死刑賛成派です。しかも、消極的な賛成派ではなく、「人を殺した人間は死刑になるべきだ」という考えの積極的な死刑賛成派です。
まして、和歌山カレー事件の犯人に対しては、林眞須美死刑囚は「自分の手で死刑を執行してやりたい」と思うほどに激しい恨みを抱いている可能性もあると思います。
とりあえず、今回は以上です。
今後ともよろしくお願いします。
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※以下、『digTV』で公開された私のインタビュー動画に対する田中舞子さんの全コメント(現時点)のスクリーンショットです。
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