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プレイヤー自身が音源のクオリティーを考える 〜リズム編〜

結論から述べますと、プレイヤーのリズム感がいいとハッキリとしたクリアな音質になる傾向があると思います!!

以上!

結論は述べてしまったので、これ以上書く事はないんだけど;

なんで、クリアになる(傾向がある)のか、突き詰めて考える。

(あんまり、突き詰めて考えたくはないけど・・・;)

録音し終わった後、全てが行われる

「音源(CD、MP3、レコード、他媒体)に落としこむ」という作業は、プレイヤーの録音が全て終わった後、行われる。

その作業の中、腕利きのエンジニアさんはあの手この手を使って、録音した音に対して磨きをかけていくわけです。

あんなことや、こんなことや、秘密のことです。

その時に様々なエロい道具も使用していく。

(悪魔の)コンプレッサ、ディレイ、エコー、リバーブ、(天使の)コンプレッサ・・・etc

なんとなく存在を知っている人も多いと思いかな。

んで、これらのツールはBPM(テンポ)に超絶深く関わって動作しているんですよ。

超絶?え、そんなに??

そうそう。そんなに。

まず、ツールを使用するとき、初期設定は必ずと言っていいほどBPMを基準に決める。

もちろん、この部分を直感で行う人も多いと思うけど、結局「ベーシックな処理はBPMを基準にしたような設定に近くなる」と言い切れる。

トップの画像を見てみて頂戴な。

ツールはどれも音を検知してから動作を開始し始める。

もちろん、開始があれば終了もあるだろうね。

この「開始から終了」の期間を、BPM(プレイヤーのリズム)にあわせて設定している、と考えていいだろう。

コンプレッサーだったらその期間圧縮するし、リバーブだったらその期間響くし、ディレイだったらその期間山びこ状態にする、といった具合にね。

あれ?もしかして、気づいちゃいました?

もし、この開始と終了の期間が、不安定だったらどうだろうね。

次の音が早めに入ってきてしまったら、、、

コンプレッサの場合は、圧縮している最中に次の音が入ってくるもんだから、掛けたくない部分に圧縮がかかっちゃう。

また、早く音がはいってきた事によって、コンプレッサの圧縮時間が無駄に延命されてしまう。

至る所に圧縮がかかる訳だからそりゃ音源もこもりがちになる訳だ。

リバーブの場合は、まだ響きが鳴り止まないうちに次の音が入ってくる。

だから、なんだか音が聞き取りずらい音になってしまう。

ボーカルにかかっていたらきっと歌詞が聞き取りづらくなったり、こもったりしてしまうだろうね。

次の音が遅めに入ってきてしまったら、、、

まず「ツールが、かかってほしかった音に反応しない」というパターンはあるかもしれない。

生生しい無加工の音がそのまま音源になるという事は、(狙ってやっているならいいけど)素人感むき出しになるし、押さえたかった所が押さえられないから、デジタルクリップする可能性だってある。

生生しいだけならなんとか無傷で済むかもしれないけど、後続はどんどん迫ってきているから、後ろの音が「早めに入ってきてしまったら」の状態と同じになる事は必須かな。

んで、上のような事がメンバー分、もしくはパート分繰り替えされる訳だ。

さらに言うと、わたくし、目的は違えど「コンプレッサー」と言われるツールを、スネアであればトラック単体からマスターまでで、大体5〜6回近く掛けてます。

音源全体で数えれば・・・。

そりゃ、まいったね。もし、リズム感が悪ければうまくいくはずがない。

でも、あの名盤はリズム感はそこそこでもいい感じだったのに・・・

前回のコラムでも書いた。

何回も書くのはナンセンスなので、この言葉を書くのは最後にしよう。

「音源を意図的にクリアにする方法を知って音源作成に臨むのと、知らないで臨むのと、一体どっちに分があると言うんだい?」

じゃあ、マシーンのような正確さが必要??

いやいや、そんなことはない。ズレズレでオッケーなんです!

規則的なズレや、適度なズレは様々な化学反応を引き起こす。

それはメンバー同士だったり、ツール間の話であったりね。

めまいがするほど奇麗なトーンや、世界観がグッとます空気感。

それを世間様はグルーヴって言ったり言わなかったりするみたいよ。


俺は知らないけどね。


あれらしいよ。

スタジオミュージシャンの粋になると、後ノリとか前ノリとか自在に操れるから、前ノリでコンプを暖めつつとプレイとか、出来るようになるらしいよw

あと、あれだ。混戦地帯だと位相がぶつかるから、後ノリで混戦地帯を脱出。

あ、だめだこれ。長くなるやつだw 終わります。


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