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ローマ~ヴェネツィア(イタリア旅行#013)

旅行4日目(観光3日目)。
この日はヴェネツィアに移動の日なのだが、前日に大きな問題が発生。

なんと、ヴェネツィアへ行く特急に空席がない。
事前にイタリアの鉄道事情については多少調べていたが、前日に予約が埋まるなんて聞いたことがない。
実際、現地人すら驚いている様子だった。

あれやこれやと方法を探し回った末、朝の特急がフィレンツェまでなら空席があったのでその場で確保、フィレンツェから先はローカル線の旅で行くことに。

こちらがフィレンツェまでは連れて行ってくれる特急フレッチャロッサ。
トレニタリアというイタリア国鉄が前身の民間鉄道会社の車両です。

行き先はヴェネツィアなんですけどね。
乗れるのはフィレンツェまで。

フィレンツェからはこちらの青い列車でのんびりと行きます。

途中、2回ほど乗り換えがあったのですが、1回目の乗り換えではあまりの混雑に座席を確保できず、デッキに立つことに。
連れが近くにいた外国人を現地人だと思って、いろいろと質問していたのだが、聞いた話を総合するとその人たちは現地人ではなくメキシコ人の旅行者で、自分たちと同じく特急が満席で取れなかったのでこうしてローカル線で移動しているらしい。

こんな大量の特急難民を出すなんて、ほんとに何があったんだイタリア・・・。

そうこうしているうちに車掌が現れて何やら叫び始める。
聞き取れた単語をつなぎ合わせると、この電車にはファーストクラスが連結されている(実は最初そこに入ってしまい、座ろうとしてやめていた)が、この電車にはファーストクラスの設定がないので、好きに座っていい、とのこと。
こうして、我々もメキシコ人もすし詰めのデッキから開放されたのでした。

2回目の乗換駅がボローニャ。
「C.le」は「チェントラーレ(訳:中央)」という意味なので、ボローニャ中央駅ということになります。
「g」は読まない、というのは中国語(例:香港=Hong Kong)と似ている部分がありますね。

今度のヴェネツィア行きは、ホントにヴェネツィアまで乗せていってくれます。
ちなみに、「VENEZIA S.L.」の「S.L.」は「サンタ・ルチア」の略。
ヴェネツィアというと観光名所の島の部分だけを思い浮かべる人も多いかと思いますが、都市としてのヴェネツィアは大陸部にも市域があるので、「ヴェネツィア・○○駅」という名前の駅は何個かあります。
その中でも観光地として有名な島の中にある駅が終点の「ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅」になります。

そんなこんなで、丸々半日を費やして、この旅行2つ目の街・ヴェネツィアに到着です。

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