【042】ブッダの生涯-【18】(仏教哲学の世界観第2シリーズ)
4つの聖なる真理「四諦」
中道といっても三つの中道があり、初転法輪で説かれた中道は修行の姿勢について、厳しすぎず・緩すぎずといった考え方でした。
中道は初転法輪以外で説かれたものもあり、その一つが常見と断見から離れるというものでした。
これは「私」という存在が不滅と考えるのかどうかというもので、輪廻の考え方にも密接に関わります。
仏教ではそのどちらでもない中間の立場を取れと説かれています。
前回はその解説をもとに仏教における「輪廻」の捉え方についての解説でした。
今回から